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湯立て神楽

湯立て神楽は日本の伝統的な祭事です。

釜に薪の火で湯を沸かし、神さまをお迎え

します。庭火を焚いている間に神前に供物や

榊、お米、お神酒を供えます。

祭場が庭火で和やかになり、神さまをお迎え

する設えが整いました。

雅楽の奏上に4人の巫女による扇の舞の奉納と

鈴、榊、御幣での鈴の舞の奉納、続いて

祭場をお祓いします。

湯神楽の巫女が神前に進み塩皿を取り、

釜に塩を注ぎ、柄杓で天の水を大釜に

注ぐ所作をします。

次にお米を注ぎ、お神酒を注ぎます。

そして御幣の舞の奉納をすると

御幣の柄で釜をかき混ぜます。

続いて笹の舞を奉納し、笹を釜に入れて

神前に笹を捧げます。

祭事の一同を笹についたお湯のしずくで

お祓いし、無病息災や五穀豊穣を願います。

湯立て神楽は水と火の和合により清めと再生が

願われます。

湯立て神楽は、湯の動きで吉凶を占い、

神がかりの託宣で神意の兆候を読み取ろうと

するものです。

湯立てにより神迎えをし、神楽で神送りを

する儀礼はお正月の松の内を過ぎた大寒の

日に執り行われるのです。

湯立て神楽の祭事から帰り、鏡開きを

しました。

鏡開きは1月11日と伝えられていますが

関西では松の内を過ぎた1月20日に鏡開きを

するそうです。

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