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猫猫寺

京都の叡山電鉄で、いくつか駅を過ぎててくてく歩いてゆくとまぼろしの猫猫寺がありました。
猫を題材にしたアートギャラリーなのですが、
ムンクの雲が金糸のように描かれていたり
猫が魚のように、あるいは中世のヨーロッパの
宗教画にみられるフレスコ画の聖人のようであったりと猫が変幻自在に描かれています。
猫はサーカスの見世物になったりしませんが、
思慮深く、叡智に満ちています。
猫に、宇宙を観た?と聞くとうん、と頷いて
水星も、金星も、火星も、木星も、土星も、
天王星も、冥王星も!?と聞くとうん、うん、と
頷きました。
猫博士ね!と猫を褒めました。
猫には、人間には及ばない視座があると推測され
ます。普賢菩薩は獅子に乗っていますが、それをヒントに羊のスツールを買って、猫にお乗りなさいと言いました。

猫猫寺では大日猫来が本堂に鎮座ましまし、
猫照大御神、素戔猫命が祀られています。
しかも、三種の猫器が存在するのです。
週末には、袈裟を着た猫住職がいらっしゃる
そうです。
猫族の魂への鎮魂となるでしょう。

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