プレーム

世界は2つの点でこの映画に勝てない『プレーム兄貴、王になる』

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:9/45
感動😭:★★★★☆
笑い😂:★★★★☆
陽気🥳:★★★★★

やっぱりインド映画はこうでなくっちゃ!っていうインド映画でした。
笑いあり涙ありの究極のファミリーモノ。
主人公を演じたサルマン・カーンはあの超名作『バジュランギおじさんと、ちいさな迷子』でバジュランギおじさんを演じた方です。


【どんな映画?】

貧乏役者のプレーム(サルマン・カーン)の願いは、一目でいいから憧れのマイティリー王女(ソーナム・カプール)に会うこと。
そんな彼女が婚約者であるヴィジャイ王子(サルマン・カーン:二役)に会いに来るってことで、現地にすっ飛んでいきます。

そこで、なぜかヴィジャイ王子の家来にスカウトされるのですが、なんと王子は暗殺事件に巻き込まれて意識不明の重体となり、王位継承式の間まで替え玉になってくれないかとのこと。

こうして、しばらく王子のフリをして生活することになったプレームですが、元々の王子の頑固な性格が災いして、マイティリー王女だけでなく、兄弟とも険悪な仲なので、プレームの持ち前の人のよさでその関係を修復していくことになりますが。。。

【感想】

冒頭に書いた通り、これぞインド映画ってぐらい、歌と踊りの陽気さがハンパなくて、出てくるキャラクターも滑稽で、そこに男女愛や家族愛を綺麗に詰め込んで、笑いと涙の両方を味わえるのだから、すごくいい映画だと思います!

特に、プレームの人のよさが凄まじく、婚約者や兄弟に何度冷たくされようとも諦めずに話しかけ、信頼関係を構築していくのだから、ある意味営業の鏡だと思いますね。僕だったら、もうコミュニケーション取るの諦めてしまいそうなので。。。(笑)

お偉いさん方が集まる式典でも、サッカーをやってる妹の気を引くためだけに「堅苦しい挨拶は抜きにしてサッカーしようぜ!」なんて言い出すものだから、この人完全にジャンプ漫画の主人公じゃないのかと思ったほどです(笑)そんな勇気、普通ないですよね。まあ、彼からしたらただの替え玉で、最悪責任を取る必要はないから好き放題言いやすかったっていうのもあるかもしれませんが。。。

そして、この映画を観て思いました。世界が絶対に勝てない2つの要素があると。

ひとつは、圧倒的な陽気さです。どんな場所でもあれだけの大人数で、花びらやカラフルな粉をまき散らしながら、リズムに乗ってどんちゃん騒ぎする彼らには、どんなミュージカルも追いつきません。

もうひとつは、ソーナム・カプールの美しさです。いや、もう本当にメチャクチャ綺麗すぎて。あんなに綺麗な人見たことないです。綺麗という言葉しか出ないことが申し訳ないぐらいに綺麗。しかも、今回の役は綺麗だけじゃなくてキュートさもプラスされちゃってうるもんですから、血吐きますよ。僕はデビュー当時の中山美穂が一番かわいいと思ってるんですけどね、あれを100としたら、66兆2000億ぐらいありました。

インド映画って他の映画と比べると尺が長いので(今回も164分)、ちょっと体力使うし、中には間延びしちゃうような作品もあるんですが、総じてその長尺を感じさせないほどの魅力(キャラクターの滑稽さや歌と踊りの陽気さがメインですが)があるので、ぜひいろんな人に観てもらいたいです!


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