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夏の風物詩!海だ!陽キャだ!テキーラだ!かーらーのサメ!『海上48hours 悪夢のバカンス』

【個人的な満足度】

2022年日本公開映画で面白かった順位:109/115
  ストーリー:★★☆☆☆
 キャラクター:★★☆☆☆
     映像:★★★☆☆
     音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★★☆☆☆

【作品情報】

   原題:Shark Bait
  製作年:2022年
  製作国:イギリス
   配給:ギャガ
 上映時間:85分
 ジャンル:パニック、サバイバル、サメ
元ネタなど:なし

【あらすじ】

アメリカの大学生が最もハメを外す春休み"スプリングブレイク"。メキシコのビーチでテキーラを浴びて馬鹿騒ぎをする男女5人組は、桟橋に停められていた2台の水上バイクを盗み出し、沖へ出る。

やがて、チキンレースに発展し、正面衝突してしまう。1台は大破し、もう1台はエンジントラブルで身動きが取れない。しかも、仲間のひとりが足に大けがを負ってしまい、助けを呼ぼうにも携帯の電波は届かない中、浮気騒動までも発覚。

そして、壊れたバイクで大海原を漂うパニック状態の彼らをさらなる危機が襲う。なんとそこは、凶暴なホホジロザメの巣窟だったのだ―!

【感想】

久しぶりに新作サメ映画を映画館で観ましたー。本当に洋画ってサメ好きですよね。隕石とゾンビと並んで御三家て呼んでも不思議じゃないぐらい(笑)しかも、監督がジェームズ・ナンという名前で。今活躍している監督には、ジェームズ・ガンとジェームズ・ワンもいるから、またちょっとややこしいですね(笑)

<もはや夏の風物として楽しむ>

内容としては、何の変哲もないサメ映画です。春休みでハメを外しまくった若者がサメに襲われるって話で、それ以上でも以下でもありません。他のサメ映画同様、サメに襲われる恐怖と、そこからのサバイバル劇を楽しむ話ではあるんですが、予告がほぼ本編のダイジェストになっていたので、ちょっと物足りなさはありましたかね。もう少し本編ならではの見どころが欲しかったところですけれども。

ただ、海でワーキャーしている姿を見ると夏だなって思うんですよね。なので、花火を見たり、スイカを食べたりっていうのと同じ次元で、夏の風物詩として僕は楽しんでいました(笑)

<キャラ設定の雑さ>

ツッコミどころもけっこうあるんですけど、一番はキャラクターについてでしょうね。公式サイトのキャラクター紹介が適当すぎて笑えるんですよ。

主人公のナット(ホリー・アール)は優等生って書いてありますけど、優等生であることは他の人のセリフで言われているだけで、それを証明するエピソードがなくてですね。まあ一番勇敢ではあったんですけれども。

彼氏のトム(ジャック・トゥルーマン)も、陽キャと書かれている割にはやんちゃエピソードがあまりないんです。ちょっと火遊びがある程度で。

マイルドビッチのミリー(キャサリン・ハネイ)もビッチ感はほぼないですね。彼女もちょっとしたおいたあるぐらいなので、これだけでビッチって書くのはややオーバーな気もします。ただビッチって言葉を使いたかっただけじゃないのかなって。

体育会系マッチョのタイラー(マラキ・プラー=ラッチマン)も、ガタイがいい普通の黒人ってだけで、体育会系かどうかは謎ですね。普通にこの手の映画にはいるパワーキャラっていう印象でした。

一番可哀想なのがお調子者と書かれたグレッグ(トーマス・フリン)ですよ。彼、お調子者かどうかが全然わからなくて。。。他に書くことなかったんだろうなあ。。。

<活かしきれていない浮気設定>

ストーリーに関しても、せっかく浮気騒動を入れたのにあまり活かされていないのがもったいないなって思いました。そこで険悪なムードになって、わざと海へ突き落としてサメの餌食にするみたいなシーンがあってもよかったんじゃないかなあって思うですだけど、、、いつのまにかほとぼり冷めてましたから。だから、ストーリーもキャラも薄いからあんまり印象に残らないというか、B級感出ちゃうんだろうなって思いますね。でも、サメ映画って大体こういうものが多いですし、「二郎はラーメンではなくて二郎だ」って言葉があるように、サメ映画って映画じゃなくてサメ映画という独立したもののような気さえします。

個人的に一番よかったなと思ったのは、冒頭のパーティーシーンですね。ビーチでテキーラ飲んで体クネクネさせて、なんか画になるんですよ。洋画のパーティーシーンってどの作品も楽しそうに見える不思議。外人だからですかね(笑)

<そんなわけで>

サメ映画好き、B級映画好きなら観てもいいと思います。正直、映画としてはそんなに面白いわけではないんですけど、これはこれでよし!みたいな妙な魅力があるのは確かです(笑)


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