ワンコの覚醒物語『野性の呼び声』
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:27/41
⠀ 感動😭:★★★☆☆
大自然🌲:★★★☆☆
イッヌ🐕:★★★★☆
ちょっと想定と違ったかなっていう映画でした。元は1903年の小説らしく、今回で映画化は6回目だそうですが、本も映画も僕は観ていません。なので、これが初めてだったんですが、予告にちょっと問題あるかなと。
【どんな映画?】
飼い犬であったバックは、ある晩誘拐されて売り飛ばされてしまいます。当時はソリ犬というのに需要があり、体が大きく元気なバックはうってつけだったのでしょう。そして、ソリ犬として働かせられているバックは、だんだん野性を取り戻し、大自然での生活に憧れるようになるという流れです。
【感想】
予告がね、"大冒険"って感じだったし、ハリソン・フォードだから、てっきり『インディ・ジョーンズ』みたいなのを想像していたのですが、メインは犬。で、その犬が野性に目覚めるっていう流れなので、予告とズレがある印象。。。しかも、ちょっと変えたら、「その身に宿りし野性の力を今こそ解き放ちたまえ!」みたいな中二病全開の映画にもなりそう(笑)
また、その冒険も後半に入ってからで、前半はソリ犬として働いているところがメインになるので、「あれ、こんな話なんだ」ってちょっとびっくりします。
ただ、映像自体はさすがハリウッド。犬はちょっとCG感強いのですが、大自然の中を駆けまわる姿を観ていると、心が穏やかになりますね。
やっぱり犬ですよ、犬。見ているだけなら猫の方が愛くるしいけれど、物語を紡げるのは断然犬です。規律を守り、従順かつ主体性もある犬。最高です。
『ライオン・キング』っぽいところもあるのですが、唯一の違いは、この映画の犬はあくまでも人間社会の中での犬として位置づけられているというところ。なので、人間の言葉は話さないし、擬人化もされていません。とはいえ、現実世界にいる犬よりは人間の言葉を理解していそうなので、『ライオン・キング』と『僕のワンダフル・ライフ』の中間ぐらいの犬って気がします。
そして、当然外しちゃいけないのが、我らがハリソン・フォードの存在です。この映画ではだいぶおじいちゃん感出ていますけど、年齢を感じさせないがっしりした体つきがすごい。そんなたくましいじーちゃんと犬がセットで映る画は、完全に"映え"です。
犬とか自然が好きな人ならそれなりに楽しめるとは思いますが、正直ストーリー性はそこまで濃くないので、個人的にはちょっと期待はずれでした。。。
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