ビートルズの歌が心を打つ『イエスタデイ』

2019年公開映画164本中61位。

この映画を作った人は
本当にビートルズが好きなんだろうなと思った映画でした。

売れないミュージシャンのジャック(ヒメーシュ・パテル)は、
ある日の事故を境に、自分以外の誰もビートルズを知らない
という状況に陥ってしまう。

そんな中、たまたま歌った“Yesterday"が
「すげーいい歌じゃん!」と仲間内でウケたことから、
トントン拍子で大スターに。

一見、何もかもがうまくいくように思えたが、、、
っていう話。

予告を見たときから、ずっと期待してたんだよね。
期待しすぎて、、、実際は、思った以上の面白さは感じられなかった(笑)

いや、決してつまらないとかではなくてね!
単に僕の期待値が高すぎただけです。

映画としては、普通に面白かった。
『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』など、
最近は音楽系映画のヒットが目立つけど、
ミュージシャン本人の生い立ちを綴ったそれらとは異なり、
あくまでもビートルズの歌をモチーフにした、
ちょっと不可思議な世界観のヒューマンドラマって感じ。

音楽系映画にしてはめずらしいストーリー設定に、
笑いあり涙ありの構成、
テンポのよい物語進行はとても観やすかった。

念願のスターになって有名になったものの、
歌が自分のものじゃないことへの罪悪感や
大切な人との関係性が変わってしまうことによって生まれる
主人公の葛藤も見どころ。

でも、やっぱり一番よかったのはビートルズの歌なんだよね。
予告を見たときに一番期待につながったところって、
設定やストーリー性よりも、まずビートルズの歌だった。

普段洋楽をまったく聴かない自分でも知ってる曲が多いし、
最初に“Yesterday”を聴いたときにちょっと涙出ちゃうぐらいは、
ビートルズの歌って心を打つんだ。
シンプルなのに、すごく響く。
まさに、シンプル・イズ・ザ・ベストってやつかな。

正直、この映画がよかったと思う要素の半分ぐらいは
ビートルズの歌と言っても過言ではありません(笑)

あと、エド・シーラン本人が出ているのもウケる(笑)
まあ、洋楽聴かないから、彼の名前ぐらいしか知らなくて、
どれだけ有名なのかはわからないのだけど。。。(笑)

ストーリー的にはオーソドックスな作りではあるのだけど、
ビートルズの歌がやっぱり素敵だし、
それが好きならなおさらオススメできる映画です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?