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人生の一コマ 第31話

今回は神社で体験した不思議な体験談を2話 書いてみます。


夫が他界して 6年が過ぎようとした頃。

商売をされている方から誘われ

有名な神社の秋の大祭に参列した。

その方は熱心な氏子さんで商売も順調で祭事は全て参列しているそうだ。

私はこの神社を 訪れたのは 初めてだ。

私は正装をして清められた祭壇の前に座るのは 

初めてなので だいぶ緊張していた。

どこに目を向ければ良いものか  キョロキョロするのもおかしなものかと

菩提寺での不思議体験(30話)を思い出したり、

お百度参り(9話)の時の神さん達を思い出したり

心の中は独り言で忙しかった。

そんな 忙しい独り言に 割り込んできた

存在がいた

「君 声聞こえているよね。」


「 ??? 」

存在
「君が聞こえているのは 分かっているよ。」


「私  聞こえているんですか?」

(私は実際の人物の声かもしれないと思い 周りを見回した。)


存在
「そうだよ 君はテレパシーで私の声を聞き取っているんだよ。」

「君に話しておきたいことがあるから君に来てもらったんだよ。」


「私 誰に呼ばれたのですか。」

存在
「私だよ」


「あなたは 誰ですか。」

存在
「ここの神とみんなが呼んでいる存在だよ。」


「神さまからの話って何ですか。」

存在
「君   驚かないの」


「大丈夫みたいです。」

存在
「今の神社の祭り事は何処もみんな 儀式なってしまったんだよ」

「ただの型に縛られてしまった。

だから 私が君に話しかけている事を 宮司は気づいていない。」

こんなテレパシーの会話をしていると 宮司さんも席に座り

神社の歴史や大祭の歴史などを話されていた。


存在
「自分たちで決めた祭事の順番に心が奪われ

     私と心がつながっていなのだよ。」

「 寂しいものだ。」

「 私は 皆んなの 心と繋がりたいのだよ。」


「願いが叶うといいですね。」

宮司さんの挨拶が終わり 神事が始まった。

宮司さんは 祭壇に向かって

「ウー ウー ウー ウー ウー 」 と声を出し

「ドン ドン ドン ドン ドン」 と 太鼓を叩く

存在
「あれは 私を呼んでいるんだよ。」

「今日は 君と話せて 本当に 良かったよ。」

「もう行かないといけないから 行くけれど ここで私を見ていてほしい。」

そう言って 存在は わたしから 離れて行った。

すると 神となって 祭壇に鎮座していた。

神は 宮司の 祝詞に頷きながら こちらを見ていた。


私は この時 神は 遠い存在ではなく 人間に 寄り添い この世を 作り上げる

力を分けてくれる存在で 人間とフレンドリー(気楽)に

交わりを求めているんだと思った。

そして 神さまは人を呼びつける力がある事を知った。


次の神社でも 呼び出しをうけた。

その神社との出逢いは

指導霊(ガイド)とのチャネリングで車を走らせてたどり着いた。

山奥の歴史ある神社だ。


お社の前に進み 手を合わせ 合掌し心を鎮めると

お社の奥から 声がした。

「君 声聞こえているよね。」


「はい」

存在
「君に姿を見てもらいたいと思っているんだが

    驚かないかな。」


「きっと大丈夫だと思います。」

「ところで あなたは 誰ですか。」

存在
「この神社の主だよ。」


「わかりました。姿を見せて下さい。」

存在

「君の真正面から姿を現わすから 動かないでね。」


「はい」

すると真正面から 龍の顔が 鼻先からこちらに向かってゆっくりと現れた。

大きさは 龍の鼻先からアゴのところまでが お社に収まった。

ゴツゴツ感もあり迫力は充分だが

少し微笑んでいる口元だったので 愛らしさを感じた。

存在
「龍が現れるとは思わなかったでしょう。」

「この神社の御神体が龍とは どの文献にも 書いてないからね。」


「いつも 雲を使って 龍の姿で現れていたのは あなただったのですか。」

「例えば 2時間 車を走らせていても

     いつも 貴方の横顔は 私と同じ進行方向を向き

     見守ってくれていましたよね。」

存在

「そうだよ。 やっぱり 気づいていたね。これからも僕は君のそばで

君を見守るよ。

でも 君は ここの 素晴らしい 御神木とも 話すのを楽しみに

これからも この神社に 足を運んで欲しい。」


「わかりました。」


こうして いつも 雲に身を隠して 私を見守っていた龍のすみか (神社)に

招待され御神木とも友達になり お付き合いが続いています。



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