あなたの文章が恋しいです。2005.11.25

40才を目の前にして、心の中に蓋のついた箱が増えました。泣きたい、と思ったときにはやはりあなたの文章が恋しいです。

これは、告白に近い。
年甲斐もなく告白をしてしまった。

彼は毎週金曜日になると、私の元へ素敵な文章を送ってくれる。私は彼の文章に幾度となく励まされ反省を促され胸を締め付けられ涙を流しました。これほど人の気持ちを揺さぶることのできるコラムは他にはないと思うのです。

メールマガジン「日刊デジクリ」の中で「映画と夜と音楽と・・・」というコラムを書かれている十河進さんがその方だ。そして、そのコラムをまとめた本が先日発売された。
[映画がなければ生きていけない]というタイトルだ。


今にして思えばその本の準備のためだったのだろう、二ヶ月ほど前に十河さんがコラムを休まれたことがあった。私はたいそう寂しい思いをし、再開の時にはたまらずタイトルのようなmailを送ってしまったのだ。「再開ありがとうございます」のお礼とともに。

個人に宛てたmailの内容をここに書くのは失礼かと思ったが、私が何かを表現するときに十河さんの存在なしには語ることができないような気がして・・・
そう思いながら「どうか、これ以上有名にはならないで」と願う自分が居たりもするのだ。複雑。


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