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【俳句】送火 秋 鬼やんま 盆東風 秋雨〜緑 萃生

送火の見えぬあたりで逢ひにけり

昼風に秋の一条混じりけり

鬼やんま角も涙もなかりけり

盆東風ぼんごちの過ぎて隣は普請中

秋雨や銀幕の死の美しき


京都で送火というと、大文字をはじめとする五山の送火のこと。
少しでもよく見よう、五つすべて見て回ろうとする人や車で市内は混み合う。
そんな人混みを避けての密会。
あくまでもフィクション。

秋の一条という表現がどうか。
まだまだ暑い風の中に、ほんの一筋、秋の風を感じた。

猛暑猛暑で始まり、台風だなんだと言っているうちに、8月ももう終わり。
しかし、気温は35度を超える日が続く。
本当に四季が二季になってきた。

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