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「すずめ」対「パンサー」

※「すずめの戸締まり」や新海誠監督を評価するものではありません。また両者には何の恨みもありません。
恨むとすれば…

新海誠監督の「すずめの戸締まり」はすごい。
何がすごいと言って、その上映回数だ。
ちなみに僕の近くのシネコンの本日の上映回数は20回。
営業時間内にそれだけやるんだから、2つ、あるいはそれ以上のホールを同時に使うことになる。
そうすると、当然他の作品に皺寄せがいく。

例えば、先週同じ日に公開された「ブラックパンサー」
僕が今週行こうとしている字幕版は、既に、なんと、いやはや、あらら、午後から3回しかやってない。
ああ、支配人、それはないわー。

何故こんなことになったのか。

もちろん、新海誠監督だから、入る、間違いなく入る。
それはわかっているが、いくらなんでもこんなには入らない。
大都会なら、やればやるだけ入るだろうというのは理解できる。
映画館だって、儲かる時に儲けるのは当たり前だ。
しかし、僕の近くのシネコンは、そんな大都会の真ん中ではない。
端っこでもない。
行くたびに、妻と、
「ここ大丈夫かなあ。頑張ってほしいなあ」
と心配しているくらいだ。
作品によっては、貸切状態ということも何度かあった。
そんな映画館でだ。
新海監督と言えどもだ。
20回は多すぎる。

先程、いちばん近い30分後の上映時間のチケット販売状況を見ると、4席だけ埋まっていた。
ほら。
こんなものだ。
仮に10人が見るとして、それを5人ずつに分けて2回上映するよりも、一度にまとめて、空いたところで別の映画を上映した方がいい。
素人でもわかる理屈だ。
どうして、こんな無駄なことをするのか。

さて、ここからが、ゲスの勘繰りだ。

すずめ側、と言うよりも、この場合には東宝だろう、その東宝に誰かずる賢い奴がいて、
「映画館をジャックしちゃいましょうよ。そうしたら、他の映画は上映できなくなりますからね。それに、SNSでは炎上して話題になる。ブラックパンサーなんか、すずめの前にイチコロでさあ」
そして、映画館にはホールをおさえてもらう代わりに、いくばくかのお金を宣伝費という名目で支払っている。
「しめしめ、いひひひ」

あるいは。

すずめ側、と言うよりも、この場合には東宝だろう、その東宝に誰かずる賢い奴がいて、
「上映一回につきインセンティブを支払いましょう。金に目のくらんだ支配人たちは、上映しまくりますよ。ブラックパンサーなんかすずめの前にイチコロでさあ、いひひひひ」

このどちらかだと僕は思っている。
共通しているのは、東宝のずる賢い奴だ。
今回、こいつにしてやられたというところだろう。

だが、もしMCUのヒーローの面々が、日本は僕たちをもう必要としていないのかと思ったとしたらどうだろう。
日本の危機は誰が救うのだ。

どなたか、MCUにつてのある方は伝えていただきたい。
今は、あのずる賢い奴のおかげでこんなになってるけど、日本はあなたたちを必要としていると。

もちろん、「すずめの戸締まり」そのものは素晴らしい映画だ。
まだ見てないけど。

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