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新NISAについて考える(積立投資枠編)

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今年から新NISAが始まっているわけですが、まあ何に投資するか悩みますよね。

おそらく大多数の人は、S&P500か全世界株式ことオルカンのどちらかにまで選択肢を絞っているのではないでしょうか?

そんなわけで今回は「S&P500 vs オルカン」について、私の考えを紹介したいと思います。

結論

たぶん知りたいのはこれだと思うので先に書きます。

  1. 脳死で放置したいのであればオルカン

  2. 世界の情勢とかをある程度観察でき、途中で撤退する判断ができるならS&P500(=アメリカの衰退を察知できるならS&P500)


結論の続き - FANGもあり

もう少し追加的な結論を書いておきます。

  1. 少なくとも5~10年くらい先までならFANGもあり

です。ちなみに私はFANGで積み立てています。

オルカン vs S&P500

おそらく皆さんが考えているのはオールカントリーこと通称オルカンS&P500のどっちにしたらいいんだろうということだと思います。

で、大体の人が過去のパフォーマンスを見てどっちがいいとか言っていますが、正直過去のことを考えるのはあまり意味のないことだと思います。

正確には、過去を考えること自体には意味がありますが、過去の傾向が継続するかどうかというと別問題だからです。


過去はS&P500が圧倒的

まず、過去の傾向はどうだったのかを比較してみます。

ニッセイ基礎研究所のコラム記事 によると、1993年を100とした時のオルカンとS&P500のチャートはこのようになっているようです。

ニッセイ基礎研究所「米国株式に集中?それとも分散投資?」より引用

過去の特徴は3つあります。

  • 常に米国株式がオルカンを上回って推移している

  • 2004年のITバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックなどの下落局面では同じように下落している

  • 2010年以降、米国株式がオルカンを大きく引き離す形で上昇している


分散されているオルカンは不利


なぜこんなことになっているかというと、ここ数十年の間、世界経済を牽引してきたのがアメリカだからです。

【最新版】世界各国の株式時価総額比率の推移1900年から2023年【超長期データ】 によると、世界の時価総額の割合の推移は、このようになっているようです。


「【最新版】世界各国の株式時価総額比率の推移1900年から2023年【超長期データ】」より引用

つまり、ここ100年くらいは、世界≒アメリカという状態になっており、S&P500に比べて分散されている分、オルカンが不利という状態になっているということです。

米国が世界を牽引している間はS&P500でいい

結論へ接続します。

結局世界経済を牽引しているのは米国なので、現状は米国のS&P500に投資をしておけばいいということになります。

しかし、アメリカが覇権を失う可能性もあります。その際にはS&P500のリスクも増えますが、分散投資を行うことで不安を軽減できます。オルカンはその分散投資に適しています。

というわけで、

  1. 脳死で放置したいのであればオルカン

  2. 世界の情勢とかをある程度観察でき、途中で撤退する判断ができるならS&P500(=アメリカの衰退を察知できるならS&P500)

という結論になるわけです。


おまけ:米国株式を牽引しているGAFAM

この20年程は、米国株式がオルカンを凌駕していることが分かったと思います。では、米国を牽引している銘柄は何でしょうか?
それがGAFAMと呼ばれるBIG TEC達です。

実際、これら5社のチャートと5社を除いたS&P495のチャートはこんな感じです(引用元:S&P500の裏側:除外された5社が明かす市場の真実

「S&P500の裏側:除外された5社が明かす市場の真実」より引用

この5社がこれからも世界を牽引していくと考えるのであれば、FANGもありなんじゃないかなと思います。

2024/1/31時点での構成銘柄はこんな感じです。

「大和アセットマネジメント」の月次レポート(2024/2/7発行)より引用

GAFAMに加えて、

  • AIに必須な半導体を製造しているエヌビディア

  • みんな大好きネットフリックス

  • 天才イーロンマスク率いるテスラ

などなどワクワクするような銘柄がたくさん入っています。


ちなみに私の場合はFANGで積み立てています。
私個人の見通しにも合致していますし、これら銘柄の投資割合を考えるのがめんどくさいな~と思ったので、FANGに突っ込んじゃってるという感じです。

ちなみに・・

また、新NISAは600万円分は積立枠で購入しないといけないので、どうせ成長枠にもこれらの銘柄いれるしなっていう意味もあります。

引用元の月次レポートですが、読んでると面白いので興味ある方はどうぞ↓↓


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