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「甘い」の反対

先日友達と電話でくだらない話をしていた時のこと。
突如「辛い(からい)」という表現を知った。

友「うっわ〜〜それは辛いわ、辛い辛い笑」
僕「え??辛いって何よ笑」
友「甘いの反対よ。人に甘いとか言うやん?それの反対」
僕「あーーなるほどね..」

料理を仕事にしている僕はあまり納得していなかった。
砂糖やみりんで甘くしすぎた時は醤油でバランスと取り直すからだ。

特にしなくてもいい反対意見を述べてみる。
僕「甘いの反対はさ、”しょっぱい”じゃない??”辛い”ってのは甘いの反対ではない気がするのよね」
友「あーーー確かにそうとも言うかもな。でも”しょっぱい”は古臭いわ。昭和の人が使ってそうだわ。今の時代は”辛い”よ」
僕「確かにそうかもしれんわ..」

こんな本当にくだらない会話をして電話を切った。

その夜、別の人と話をしていた。
僕「クリスマスっすね、ケーキとか食べました?」
別「食べたよー私甘いものが大好きでねぇ」
僕「甘いもの僕も大好きなんすよ、美味しいですよねぇ」
別「そうそう、プリンとかも大好きでつい買っちゃうのよ」

この時。ハッ!!!と気づいた。

「甘い」の反対は「苦い」だと!!!

ケーキを食べる時は苦いコーヒーを一緒に飲むし、
甘ーーーーいプリンにも苦いカラメルが一緒になっている。
チョコだって甘さと苦さでバランスを取っている。

翌朝、いてもたってもいられなくなって友人に電話した。
長いコールの後に「おはよう、なに??」と気怠そうな声が聞こえる。
僕の電話で起きたのだろう。もう10時だぞ?
僕「あのさ、真面目な話なんだけど、昨日甘いの反対は辛いって話したじゃん?でもさ、辛いでもしょっぱいでもなく”苦い”だわ。」
友「あ......うん。」
寝ぼけているのだろうか。
僕はこの発見だけ伝えて電話を切った。
二度寝してないといいな。


もし違う見解があれば教えて欲しい。

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