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「共感の資本主義」(その2)時代は、Chief Fantasy Officerの手に

 今年の1月、「2020年代、共感の資本主義の時代へ」、というnoteを書きました。Z世代が社会に出ることやESG投資の高まりにより、共感が消費や投資などの経済を動かす原動力となり、社会の軸のひとつになるであろう、というものでした。

 そう思っていたのは私だけでなかったようです。AbemaPrimeで共感をテーマにした特集番組が組まれ、冒頭に私のインタビューが数分流れました。テキスト記事になったのでご紹介します。主に消費観点について私のコメントが取り上げられました。(投資まではいかなく、また後半ではSNSの方に焦点が当たって残念でしたが、媒体を考えると致し方なし。)

Times. Abema. TV記事「SNSで増幅する”共感”、”いいね”テクニックやフォロワーを追求する社会で失われるものとは

 私の次に紹介されたのは、共感コミュニティ通貨のeumo。eumoとは、eumoを導入した店で買った商品を購入者が気に入ると、その店に「ギフト」として「eumo」を贈ることができます。購入者が価値を感じれば自発的に価格に転換できる仕組みです。株式会社eumoのミッションは「共感資本社会の実現を目指す」です。私のnoteとほぼ同じ趣旨ではありませんか。しかもeumoの方が先でした(すみません)。

 実はeumoのCFOの枩山(マツヤマ)さんは、私が新卒で入った会社(NEC)の元財務室長です。アメリカ地域統括会社の初代CFOや、グループの上場金融子会社のCFOのご経験もある、ファイナンスのプロフェッショナルの方です。若い頃は大変お世話になりました。

 AbemaPrimeでの放映を機に、久しぶりに(2年ぶり?)ご連絡をとりました。財務部長として、またCFOとしてIR(インベスター・リレーションズ)活動に従事された経験も長く、プロの機関投資家でも「妄想」に共感して投資する、という私のnoteに共感してくださいました。以前からそういう考えを抱いており、そして「妄想」の代わりに「ファンタジー」という表現をしているとのことです。社会をよくするために投資や経済を回す、それを日々妄想しているんだと。
 ですので、今の会社での役職名であるCFOは、実は、Chief Finance Officerではなく、Chief Fantasy Officerなんだそうです!!

 財務畑バリバリの人がChief Fantasy Officerってよくないですか?この考え方が間違っていないことを確信し、すごく励みになりました!

ーEND-

IR(インベスター・リレーションズ)の経験などに基づいたテーマで記事を書いています。幅広い層のビジネスパーソンにも読んでもらえたら嬉しく思います!