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ボードゲーム研修会社が見つけた、withコロナ下での企業研修のあり方。

ビジネスゲーム研修「Marketing Town」を開発・運営する株式会社NEXERA、マーケティングタウン編集部です。

現在も世界的に猛威を振るうコロナウイルスの影響を受け、テレワークへ移行しながら業務を進めている企業も増えているかと思います。

対面での商談がオンライン前提となったり、社内での会議もWeb会議形式となるなど、企業活動の様々な場面でオンライン化が進んでいます。

弊社の事業領域である「研修」もその1つです。対面での研修が不可能となったこの状況に合わせて、オンライン完結で、社会人3年目までに必要なビジネス基礎を経営体験で学習できる「Marketing Town the Team」をリリースしました。

the Team サムネ.001

https://marketingtown.jp/theteam/

この新プロダクトも、順調に開発できたわけではなく、オンラインならではの研修の難しさが多くありました。今回はそうした開発の中で見えてきた、我々が考えるオンライン下での研修のあり方をお伝えします。

オンライン研修の課題1 「コミュニケーション」

オンライン研修の一般的な課題として多く挙げられるのが、「コミュニケーション」と「集中力(=受講態度)」の2つではないでしょうか。

まず、コミュニケーションについて言えば、このコロナの影響を受ける以前から「オンラインでは相手のことが分かりづらい」という声はあらゆる場面で耳にしていました。今でこそzoomでの社内会議が当たり前になりつつありますが、対面でのコミュニケーションとはやはり差があると感じるのもまた事実です。

ましてや、研修という場面では、まだ関係値が築けていない新入社員向けのの研修もあります。こういった場面では、よりコミュニケーションが難しくなっているのではないでしょうか。

この問題には、営業研修等でよく持ち出される「メラビアンの法則」がヒントになるのではないかと考えました。

ダウンロード

出典:https://motivation-up.com/motivation/merabian.html

メラビアンの法則では、人のコミュニケーションにおいて伝達される情報のうちの視覚情報と聴覚情報がコミュニケーションにおける93%を占めていると言われています。

Web会議等のオンラインでのコミュニケーションでは、「画面に映るのは上半身のみ、特定のタイミング以外はミュートに」という環境が多くなってきています。つまり見た目や仕草、声の質や大きさなどの「視覚情報」「聴覚情報」が対面に比べて大きく排除されているのです。

社内での打ち合わせであればそこまで問題になりませんが、我々のような体験型の研修をであれば、このコミュニケーションの質の低下は受講者の「体験」を損なう部分となってしまうため、致命的な問題でした。事実、既存のゲームをそのままオンラインにしたテストでは、ウリの1つである「面白さ」が圧倒的に欠落していました。


オンライン研修の課題2 「集中力」

オンラインでの研修におけるもう一つの課題が「集中力」です。研修でいえば「受講態度」と言い換えてもよいでしょう。

このコロナの影響で自宅作業を余儀なくされた環境下において、「自宅では集中できない」という声を多く耳にしました。このnoteの筆者である私自身もそう感じています。

漫画「左利きのエレン」の作者である「かっぴー」さんは「才能の正体は集中力の質」であると述べています。つまり、それだけ「集中力」は投下したコストに対するアウトプットの質・量を左右するのです。生産性を左右する要因とも言えるでしょう。

研修とは定めたゴールと現状のギャップを埋めるために実施するものです。それは知識や態度、経験と状況によって異なりますが、同じ研修でもその集中力によって身につくレベルは大きく異なるでしょう。

「かっぴー」さんはこの集中力は「強度」「長さ」「早さ」の3つに分類されると解説しています。

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引用:https://note.com/nora_ito/n/nc1039654f51b

オンライン、特に自宅からの受講ではどうしてこの3つの集中力は低下していまいます。実りある研修のためには、この集中力を補う仕組みが必要でした。


解決策1 「あえてコミュニケーションに制限をかける」

【最新版】研修スライド the Team

我々はこれらの課題を解決するプロダクトとして「Marketing Town the Team」を開発しました。

まず、コミュニケーションの課題は、ルールを1から刷新し「チーム制」とすることでコミュニケーションの活性化を図りました。

オンライン、特にWeb会議でのコミュニケーションでは、先述したとおり情報量が失われてしまいます。さらにその状況下で「自由にコミュニケーションを取りながら進めてください」と受講者に一任しても根本的な解決にはなりません。ただでさえ情報量が少ない中、何を話せば良いのか、誰がまず話し始めるのか、といった不安が受講者を襲います。

我々は「いつ・何を・誰と話すべきなのか」をあえて制限してルールに組み込み、受講者を迷わせることなくコミュニケーションの場へ誘導することで、コミュニケーションの活性化が見込めると考えました。Marketing Townではこれを「チーム制」とすることで実現しています。

1人1人にチーム内での役割を決めるとともに、相談するタイミングを設定し「その時間以外は喋ってはいけない」というルールを決めておくことで、コミュニケーションの難易度が下がり、結果としてゲーム体験の向上が見込めました。ゲーム体験の向上は後述する集中力にも寄与する部分ですので、大きな効果があったと言えるでしょう。


解決策2  「集中力は落ちるものと諦める」

もう1つの「集中力」という課題も「オンラインですが、集中して研修を受けてください」と受講者に伝えるだけでは何の解決にもなりません。

まず、そもそものスタンスとして「こういった状況下では集中力は落ちるもの」と認識することが必要です。であれば対面と同じ時間で、同レベルの学びを期待するのは的外れです。全てを実現させようとするのではなく、「短時間で絞ったテーマの内容を集中してもらう」と考えていくのが遠い目で見れば近道ではないでしょうか。

実際に我々も対面の研修では学べるはずだった領域は除外して、短時間で集中して学べるパッケージへと変更しました。


解決策3  「より楽しめる仕組みづくりをする」


ただ、集中力を持続させるための仕組みも重要です。我々はそもそも研修に「ボードゲーム」を組み込むことで、受講者が楽しみながら受講できる仕組みづくりをしていました。楽しめるということは、それだけ能動的に集中力を持続した状態で受講してもらえるということです。

今回のMarketing Town the Teamでも、オンラインでもそれと変わらない、もしくはそれ以上の楽しさを提供するためにルールを変更しました。こうしたゲーム型以外の研修でも、受講者がなるべく楽しみながら参加できる仕組みづくりは、オンライン型の研修ではより重要となってくるのではないでしょうか。


体験による学びを、オンラインでも。

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今回は我々がこのコロナ下で見つけたこれからの研修のあり方をご紹介しました。

あらゆる場面で変化が起きている今、研修という領域も新たなあり方が模索されている段階だと思います。

このnoteが全ての人に役立つかはわかりませんが、少しでも学びに関わる方のお役に立てば幸いです。


最後までご覧頂き、ありがとうございました。


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