大人(社会人学生)と子供の勉強の違い
私は大人になってからの方が勉強が楽しく感じますが、あなたはどうですか? 私が「楽しい」と思う理由は、「習ったことを生かす場があること」だと思います。
子供が勉強する理由、それは義務教育だからですね。日本では小学校・中学校で勉強しなければなりません。そして高校に行き、大学に行くわけです。勉強の目的は、知識の習得でありますが、「いい高校・大学に入学するため」や「いい会社に入社するため」ではないでしょうか。
しかし、大人の勉強はまったく違います。社会人学生は、大学・大学院を卒業しても、基本的に「就職活動」は行いません。学校で新たなスキルを身につけ「転職」する人はいるかもしれませんが、新卒の就活のようなものはありません。
また学習の姿勢も異なります。基本的に自分で学費を払います。だから「支払った分、しっかり元を取らなきゃ!」という考えになります。
子供の頃は、テストの成績が悪くて怒られたりするものですが、大人の場合そういう心配は不要です。もちろん「勉強しなさい」と注意されることもありません。でも、いくら成績がよくても褒められることもないでしょう。そもそも、親の反応を期待して学校に行く大人は少ないでしょうが……。
社会人学生は、基本的に「働きながら勉強」なので多忙です。「若い子だってアルバイトしながら学校に通っている」というかもしれませんが、責任ある仕事を行い、それなりの地位・役職での任務を果たしながらの勉強は、やはり大変です。もちろん、家族との時間も大事ですし、人によっては育児、介護、仕事といくつもの役割を担いながら学生という人もいます。若い頃のように「勉強だけ」というわけにはいかないため、マイペースに学習を進めないと息切れします。
ですが、得られることはたくさんあります!
1)学習した知識がすぐに仕事で活かせる
習った知識を翌日の業務で活用することができる。その結果、その知識に対する理解が深まるだけでなく、会社でのあなたの評価があがるかも!
(業務には縁のない教科でも、業務に役立つヒントが得られることもある)
2)幅広い知識の習得ができる
例えば本を読んで学ぶ場合、自分の興味ある分野の本しか購入しない。しかし、学校で勉強すると、必須教科の履修はもちろん、決められた単位を収録しないと卒業できないため、「興味のない教科」も履修しなければならなくなる。あなたの選択した教科は、それまで踏み入れたことのない未知の世界かもしれない。そこに一度足を踏み入れると、どんどんその教科が面白くなり、気付いたら関連する教科を履修していることも。その結果、幅広い知識の習得が可能になる。
3)指導してくれる人に出会えること
大人になると、なかなか指導してくれる師に出会うことができない。出世するとなおさらである。会社などで指導する側に立つことになると、つい自分が偉くなったと思ってしまう。そうすると自分を見失うことも。行きすぎると裸の王様になってしまうかもしれない。だからこそ、大人にとって「自分を指導してくれる人」に出会えるということは幸せなことである。
大人になり学生になるということは、知識を習得する以上のものが得られるものです。今は、以前とは違い大人も学校で学びやすい環境になりました。だからこそ、挑戦してみるといいのではないでしょうか。
余談ですが、社会人学生も「学割」が使えますよ! 学割でビジネス誌の定期購読を利用するのもいいですね。
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