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ブロックチェーンインダストリーレポート 10月28日付

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回は非営利分野でのブロックチェーン活用の事例と取り組みに関して紹介します。

スリランカで非営利活動を展開するオックスファムはブロックチェーン技術を開発しているEtheriscと共同でコメ生産業者が天候被害などに合った際に補償する保険金の支払いでブロックチェーン活用を検討しています。その際に独自の指標を用いて予測を行います。

Weather Index Insuranceと呼ばれる指標を活用してオックスファムは現地の生産者の経営サポートを予測指標を用いて行います。

このシステムはいくつかの参加者で構成されていて、保険提供者(Sanasa)など複雑な仕組みをよりシンプルな形で提供しています。実際に起きた被害の大きさに合わせて、複数のサポートの提供を行い経営に関連するリスクの低減をできるように検討しています。 オックスファムはこのシステムの中間の役割を担い、国や保険提供者、生産者など複数の関係者を円滑にマネジメントできる仕組みの構築を行なっています。これにより保険提供者から実際に生産者のサポートまでのリードタイムの短縮と、支援の透明化を実現することができるようになります。

仮想通貨取引所を運営するバイナンスはチャリティ向けのプラットフォームを開設し、メイドインアフリカイニシアティブのファウンダーHelen Haiがプラットフォーム運営に当たります。

ブロックチェーンの技術は社会問題解決において新しい可能性のある技術です。CAFが提供する2015年のレポートによると、チャリティ関連のブロックチェーン投資は技術関連が80%を占めるものの、ラストワンマイルまで届いていないというのが現状です。 

SDGsのような17の新しい目標を掲げることにより、世界中で幅広く技術の進展も見込まれるのではないかと考えられます。これは格差が大きく広がりつつある中で、世界的に広がりが必要なミッションです。

仮想通貨やブロックチェーン技術は今まで枷になっていた方法を新しく変革する技術として期待され、さらに分散型のエコシステムは新しい価値を作る可能性があります。バイナンスはこの分野で大きく貢献することで国境を越えたプラットフォームの設立に大きく影響していくことになります。

資本主義によって生み出される富の流れに反して、社会問題というのはより大きく勝つ厳しい状況を生み出しています。私たちはそういった現実に対して、社会階層以外の方法を模索することにより、新しい価値を創造し、ブロックチェーンのような技術はその応用として今後展開が期待されています。

本日のトピックは以上で終了です!

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