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広告業界の課題をブロックチェーンでどう解決するか?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回はTV広告とネットワークモデルがブロックチェーンでどうのように変化していくのか見ていきたいと思います。

コムキャストはBlockgraphというブロックチェーンを活用したサービス展開を2019年に計画しています。このサービスは個人情報を安全に管理し、共有できる仕組みを検討しています。

Blockgraphは“identity layer”をTV業界へと提供し、安全性とプライバシーを強化していくことで視聴者データをマーケティングや広告の測定としてTVエコシステム全体での活用を目指しています。

IABの2017年の調査でデジタル広告への投資は880億ドルを越え、701億ドルを上回る結果となりました。ユーザーの行動がPCやモバイルを中心に変化していくにつれて、広告出稿においてもチェネルの変化が大きく影響してきています。さらに個別最適など効果測定も非常に重要になるのでそういった点含めて大きく影響してきています。

アドフラウドと呼ばれる業界の課題も現在大きな問題になっており、ブロックチェーンによっての解決を目指している分野です。

Juniper Researchの調査によるとアドフラウドは2018年データで190億ドルまで拡大し約デジタル広告全体の9%まで影響を与えています。この規模まで大きくなるとデジタル広告の拡大において避けられない問題の一つとして現在取り組みが始まっています。

ブロックチェーンに期待されている点として、ボットの確認やマルウェア対策、スプーフィングなど分散型データベースにすることで透明性のある仕組みづくりの検討が行われています。

コマースの分野でも新たな取り組みがスタートしており、広告モデルにも変化が出て来るかもしれません。

QuuBeと呼ばれるマーケットプレースでは出店の費用とペイメントのコストを無料にし、ブロックチェーンのデータベースを通常のモデルとリプレースすることで収益を広告のみに限定した新しいマーケットモデルの構築を目指しています。

広告出稿に関してはよりパーソナライズされたモデルを採用し、通常のマーケットプレース型のモデルとは別の新しい展開を現在目指しています。

ブロックチェーンの技術モデルが上手く組み合わせられることで、ビジネスモデル自体の変化も今後起こっていくだろうと考えられます。

本日のトピックは以上で終了です!

是非、コメントや感想など頂けると嬉しいです。



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