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ブロックチェーンインダストリーレポート 11月29日付

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回は欧州全体としてブロックチェーン技術に対してどのように取り組んでいるのかを紹介したいと思います。

11月20日の欧州ブロックチェーンラウンドテーブルの中で、「ブロックチェーンを活用する事で欧州全体で新しい産業を生み出す」という議論がベルギーのブリュッセルで行われ、現在新技術の展開に関して幅広く議論が行われています。

民間企業と技術のサポートを行うことによって現在のマーケットでの活用を加速させていくことを、今回の協会では目指しており情報や過去の経験などをシェアすることにより新たな国家の形の構築を目指しています。

欧州のトップは現在ブロックチェーン含めた技術の導入に関して積極的に活動を行なっており、幅広く産業での活用を模索しています。EU Policy Labは政治の意思決定のプロセスの中で新しい技術やイノベーションを導入を目指しており、ブロックチェーンは新しい効率的な政治のオペレーションなどの観点で非常に期待されています。中小企業などへの導入プロセスをパターン化することによって、より透明で安全な企業運営が行われることが期待されていて、技術のプロトタイプ化は一つのステップとして捉えられています。

他にもフェイクニュース対策の一つとして、欧州ではブロックチェーンの活用も模索されています。

Code of Practice on Disinformationでは如何にしてフェイク情報の拡散を防ぐかという課題に対して具体的なアウトラインを示しています。ブロックチェーン技術は公に向けた情報発信において一つの技術可能性として今後利用が見込まれています。

情報の透明性とオリジナルソースを把握することはそれぞれ重要な役割を持っていて、適切な情報源をつかむことで公正な情報を社会に提供することができるようになります。

現在欧州で起きているブロックチェーン活用の議論は、中国やアメリカのそれとは少し異なった形で展開され始めています。

中国、アメリカもインターネットの巨大企業が誕生はしているのですが、分散型前提の技術という面では積極的なアプローチが行われておらず、中国などは国が情報をコントロールするという側面で動きが加速しています。

アメリカは特定のルール設定に非常に時間がかかっており、変動するマーケットの中で政府の取り組みが今後どう変化していくかという局面にあります。技術と市場が一つになるということは、より個人のデータの重要性が高まり、一方で欧州における現在の議論はまさにこの全体の流れに沿った形で現在展開が進んでいます。

本日のトピックは以上で終了です!

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