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ブロックチェーンインダストリーレポート 11月20日付

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回はブロックチェーンを投票に活用する事で出来るようになる新しい可能性に関して紹介します。

電子投票のメリットとして海外にいても投票に参加することが出来るという点が挙げられます。Voatzと呼ばれるブロックチェーンを活用した電子投票プラットフォームはこういった利点を可能にするよう試験的に取り組んでいます。

ウェストバージニアの選挙では特定のグループで一定の項目で投票が行われたのですが、まだ現在は少数の参加しか達成できていないという点が今後改善されていく必要があります。

Markets and Marketsの調査で、政府のブロックチェーン活用に関連した取り組みは2018年時点で162ミリオンドルから、2023年に3,458ミリオンドルまで拡大していくだろうと見込まれます。この時の年成長率は84,5%でブロックチェーンを活用することで透明性の確保を行いたいというニーズと、よりセキュアな環境でのデータ管理を理由に今後の投資が期待されています。デジタル化の議論に伴って、データをどのように管理するのかというのは非常に重要な議論で、投票者の権利や支持を適切に伝えるという点ではブロックチェーン技術が今後活用されていくという期待も非常に高いです。ウェストバージニアのケースでは、モバイルを活用した投票を行ったのですがこれだと上手く機能しない点もいくつかあり、今後の改善も必要になります。

スイスのツーク市では少数のグループでのブロックチェーン投票に成功しています。

E-votingの試験的なプログラムをブロックチェーンプラットフォーム上で行い、投票データと住民IDを紐付けて認証する形で今回は行われました。 これはLuxoftというツークをベースにした企業が主なオペレーションを行っています。

直接投票の考え方からLuxoftのCTOであるVasily Suvorov氏は現在の単一システムでなく、複数の事業者が参加してよりパブリックに展開したシステムを今後は作っていく必要があると結果を元に話をしています。

オープンソース化することにより多くの参加者に向けて技術的な解決策の提供を今後は模索していくということです。

タイではZcoinと呼ばれるブロックチェーン技術を活用し、実験的に投票の活動を行なっています。

これは重要な選挙でブロックチェーンの投票が用いられた初めてのケースで、12万人以上の投票者が電子投票システムに参加しています。投票を行う際は管理者がセキュリティ面、管理面で細心の注意を払い公正な選挙を行います。

ブロックチェーンシステムを導入することで管理コストを下げることができ、投票の承認システムをよりシンプルに簡素化することが可能になります。

電子投票は民主的な意思決定を行う面でも非常に期待されていて、今まで紙で行われてきていたものを代替する役割として期待されています。ただ、現段階では安全性、及び透明性においていくつか課題も残っており、今後技術の開発とともに幅広く適応されていくことが検討されています。

本日のトピックは以上で終了です!

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