海外の産業ブロックチェーン活用の現状とは?
ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。
今回は企業でのブロックチェーン活用と全体の状況に関して紹介します。
タタコミュニケーションの調査でブロックチェーンの産業実装において、費用対効果、セキュリティ面、プライバシーの確保が大きな障害になっているという結果が出ています。
加えて、技術に対する知識のギャップが生まれておりブロックチェーンに限らずAIやIoTなどの分野でも起こっています。意思決定者の理解が今後は導入に関して非常に重要な役割を持つことになりそうです。
PwCの調査では15%のプロジェクトが現在動いており、10%はパイロット試験段階にあります。費用対効果の側面とどのように活用できるかのリサーチを約20%の企業が行っている状況です。今後は意思決定者がパイロットやリサーチ段階から技術の実装フェーズへと舵を切るきっかけが必要になります。そのためにはブロックチェーン技術の有用性を含めた理解が必要です。
英国圏では300を越えるブロックチェーンプロジェクトが2018年で終了しています。
2017年から仮想通貨全体の価格が上昇したことで多くのブロックチェーンプロジェクトが立ち上がり、2017年で200のプロジェクトが誕生しそのうちの60%は2018年の6月から11月の間に終了しています。
マーケット全体の冷え込みにも関わらず、合計すると817のブロックチェーンプロジェクトが2018年11月時点で存在していて、Analysis data Companies HouseとOpenCorporatesのレポートを公表したスカイニュースによると2019年も引き続き相場の変動はプロジェクトに大きく影響してくる可能性があるとの見解を示しています。
フォレスターリサーチの調査では、実際パイロットプログラムを開始しても実装までは至らないケースが多いと発表しています。
企業が開始しているパイロットプロジェクトのうち90%が実装までに結びついていないという大きな課題が存在しています。一方でブロックチェーン自体への関心は徐々に高まってきている状況です。
実際にパイロットプログラムを行うだけでは実装までに到達することは難しく、技術力をつけていく事でどのようなリターンが発生するのかを明確化していく必要があります。分散型のビジネスモデル自体は既存のモデルとは異なる点が多く存在するので、全体のコンセプトを描きながらモデル作りを行なっていく事がポイントになります。
本日のトピックは以上で終了です!
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