ポジティブな性格はどのようにして作られるのか
おはようございます。ポジティブビルダー菱沼です。
最近ポジティブな人とネガティブな人の違いについて、周りと議論することが増えてきました。
そもそも人にはポジネガの両極があるものですが、発言に出てくる比率は人によって大きく異なるものです。
また、人前では元気で明るい人が、一人でいる時は常にネガティブなことばかり考えるなど、必ずしも見かけと性格が一致しないこともあります。
さて、ここで質問です。
あなたの考えるポジティブな性格とはどのような性格でしょうか?
また、それはネガティブでいるよりもより良い生き方に繋がるのでしょうか?
今記事では、ポジティブな性格とはどのような性格を指すのか改めて考えてみるとともに、
どのようにしてポジティブな性格を作っていくことが出来るのかどうかを考えてみたいと思います。
ポジティブとはどのような状態のことか
まずはじめにポジティブとはどのような状態かということを考えてみましょう。明るいとか前向き、というイメージが先行しますが、私の定義としては、
「精神的に自律できていて、ありのままの自分を受け入れ、他者の目を過度に気にしていない状態」
としています。
少しイメージがつきにくいかもしれませんので、逆の表現をしてみると、
「自分に自信がなく、自分を律して行動ができず、他者の目を常に気にして落ち着かない状態」
となります。
何となく、ネガティブっぽいイメージの人物像が思い浮かぶのではないでしょうか。
前向きな思考や明るい性格は、あくまで、表面的なアウトプットであり、
それができるからと言ってポジティブ性格というわけではない、というのが私の考えです。
ポジティブな人の特徴
ポジティブの定義を考えてみたところで、もう少しこのポジティブな人の特徴を具体化してみましょう。
「精神的に自律できていて、ありのままの自分を受け入れ、他者の目を過度に気にしていない状態」
からイメージできる性格としては
・自分自身で確固とした判断軸を持っている
・どうしても生涯かけてやりたいような人生ミッションを持っている
・自分の人生の責任は自分で持つと覚悟ができている
こんなイメージでしょうか。
感覚として、経営者などにこの考えを持っている人が多いイメージがありますね。
歴史上の人物だと人気の高い「織田信長」「坂本龍馬」のような人物も当てはまりそうです。
このような人たちは、仕事面でもプライベート面でも、かける時間比率の差こそあれ、常にエネルギッシュで全力投球しているイメージがあります。
この見え方も、精神的に自律できているため、仕事と遊びの時間の割り切りが上手くできており、
他者の目も気にせず、没頭できているからでしょう。
また、仕事への取り組み方でもある程度ポジティブな人かどうかの見分けをつけることができます。
その方法とは、「自分の仕事に対して、当事者意識をどれだけ持てているかという点」です。
サラリーマンに当事者意識は持ちにくいという声もありますが、
どのポジションの人であろうと、当事者意識を発揮することは可能です。
例えば、とある部署に所属している平社員が、自分の部署の売上目標を把握した上で、自分ができる役割以上の提案をしたり、部署の売上未達に本気で悔しがっているような人は、当事者意識があります。
また、ある部署横断プロジェクトの参加メンバーになった際に、プロジェクトリーダーよりもそのプロジェクトを自分ごと化し、目的に向かってコミットできるタイプは当事者意識があると言えるでしょう。
逆に、悪い自責思考というのは、自分の失敗を過度に責めて、どんどん気持ちが沈んでいってしまうタイプです。
自責という点では良いのですが、必要以上に自分を卑下する行為は逆効果なので、失敗しても一通り落ち込んだら切り替えられるとよいでしょう。
ポジティブな思考法を手に入れるには
一通りポジティブな人の特徴や考え方について触れてきましたが、最後に、どうすればポジティブな状態になれるのかについて考えてみましょう。
「精神的に自律できていて、ありのままの自分を受け入れ、他者の目を過度に気にしていない状態」
になるための方法としては以下の2点を提唱します。
1、徹底的な自己分析を行うこと
2、人生ミッションを作ること
それぞれについて解説していきましょう。
1、徹底的な自己分析を行うこと
自分自身を律するためには、まずは自分自身をよく知ることがスタートです。
そこで役立つのが自己分析ですが、自己分析は一人で完結させるのではなく、他社も巻き込む形をオススメします。
自分で思っている自分と他者から見た私は大きく異なります。
私にとっては印象的な話を1つご紹介させてください。
大学生の頃の私は、好きだったマーケティングと心理学の授業以外はまともに出席もせず、
サークルとバイトと飲み会に明け暮れる、普通の大学生でした。
そこで、就活で自己分析をしても、これと言った特徴を出せずに、ゼミの先生に相談に行ったのです。
一通り私の話を聞いてくれた先生は、一言だけ「君は猪突猛進なタイプだよ」客観的な評価をしてくれたのです。
私はそこまでガツガツしたタイプでもなく、争い事を好まず、調和を取りたいタイプだと思っていたのですが、
真逆なことを言われ、その足で図書館に行って、再度「猪突猛進」というキーワードを頭に入れて自己分析をしてみました。
すると、サークルの合宿の企画では過去にやったことのないイベントをやろうと本気だったり、学園祭でライブをするために軽音サークルに中途でこっそり忍び込んだり、行きたかった企業のOBと合コンしたという女友達に、その人を紹介してもらったりと、目的のために手段を選ばない行動をしてきた経験が出てきたのです。
その先生も私のこれらの過去の行動を評価しての言葉だったのでしょう。
この例のように、自己分析は他人を巻き込むことで、より深いレベルで自己を知ることができます。
2、人生ミッションを作ること
自己分析を進めていくと、自分自身にとって譲れない価値観や、考え方が明らかになってきます。
しかしこれだけでは、日々の生活や仕事に落とし込みにくいので、人生ミッション化するという作業が有効です。
例えば私の場合だと、小学生で大病を患い、中学校までネガティブ思考の塊だったのですが、その期間に徹底的に自己と向き合い、高校で小さな成功体験を積み重ねていくことでポジティブな性格になっていったという経緯があります。
その経験から、
「厳しい状況の中でもポジティブな方向に転換できるような要素を見つけ出し、それに価値を与え、人や組織を前に進ませるという役割(=ポジティブビルダー)」
を仕事に求めて行きたいと考えながら活動しています。
このような軸ができるとどのような仕事も、人生ミッションに繋がるように抽象化でき、
前向きに仕事に取り組めるようになり、さらにポジティブ思考になるサイクルに乗ることができます。
上記は私の例ですが、堅苦しいことを考えずに、自分が社会に提供できる価値を勝手に定義すれば良いと思います。
もし、人生ミッションの壁打ちがしたい方がいれば、私のTwitterからいつでもDMをください。お手伝いいたします。
https://twitter.com/Tasuku_8787
ポジティブに人生を歩める人が一人でも増えることを願っています。
10年以上事業会社でマーケティング/事業開発に携ってきました。昨年立ち上げた『BtoBマーケティング研究会』は参加人数700人規模まで成長。マーケター向け勉強会や懇親会を主宰し企業とマーケターの最適なマッチングやマーケターの繋がりを活発化させるべく奮闘中。