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【6月5日】ISMサービスは回復だが金利低下でドル安

・米国経済指標が予想を上回るとドル買いが進むが、米国債利回りの低下がドルの上昇を抑えており、ドル円は156円台に買い戻されたが、21日移動平均線の上を維持できずにいる。

ドル円テクニカル分析

・ECB理事会での利下げ開始予想がユーロの下落要因となっているが、相次ぐ指標の好結果が支えとなっており、ユーロドルは一時1.08ドル台半ばに停滞。21日線が1.0835ドル近辺にあり、下値メドとして意識されている。

インフレの底堅さ

朝方までの振り返り

・US ISM非製造業景気指数が予想を上回る内容で、ドルが買い戻された。

2023年からの推移

・カナダ中銀が0.25%の利下げを発表。マクレム総裁は追加利下げの可能性に言及し、データ次第と強調。

・ECBのラガルド総裁は利下げを急ぐ必要はないと見られているが、タカ派的な理事会になる可能性もあり。

ユーロ円の推移

本日の注目ポイント

・21:15 ECB政策金利&声明発表。予想は4.50%据え置きから25bpの利下げで4.25%。

・21:30 貿易収支、新規失業保険申請件数、非農業部門労働生産性確報値。

・21:45 ラガルドECB総裁の記者会見。 

市場の意思

・市場は米国の経済指標と米国債利回りに強く反応している。 

日米利回りの格差とドル円チャート

・ECBの利下げペースに注目が集まっており、ユーロの動向が注視されている。

今後の推移

・ドル円は米国の経済指標次第でさらに上昇する可能性があるが、米国債利回りの動向により上値が重い。

利下げ折込の変化は無し

・ユーロドルはECBの利下げ後の発言内容次第で変動する可能性が高い。

・ポンドドルは英国の経済指標が予想通りであれば、現在の水準を維持する可能性が高い。

現状で最も買われやすい通貨

GOLD
インフレが上がっても買い
米利下げしても買い
下がるのは調整と認識。

※本記事は投資助言に関するものではございません。

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