名称未設定のノート-2

個人と組織でゆれる想い体中感じて【組織構造論】

先日のランティス祭りで、SOS団が12年ぶりに再結成されました。

これ、とってもエモことなんです。
何がエモいかはTwitter検索してみてください。

ということで今回の「Tribal Professional Academy(TPA)」のテーマは組織構造論についてです。

●グロービス MBA組織と人材マネジメント

●人材マネジメント入門

●組織戦略の考え方


会社員として働いてる以上、というか学校とか地域コミュニティやショッカーとかもそうですが、我々は大なり小なり悪なり「組織」に所属してる訳です。出たなショッカー。

そして今回のテーマである組織構造とは、「分業と統合・調整の体系」のことを指し、いわゆる「枠組み」のことを指すんですね。

人については「組織行動論」で、仕組みが「組織構造論」

よく「事業部の統合」とか「分割」とか・・・
会社勤めしてると毎年の組織変更に辟易とするわけなんですが、社会や市場がこれだけ変化する中で、事業戦略に基づいた「分化と統合」が行われてる企業のほうが、柔軟性が高く変化に強い、ということにるので、動きが激しいということは決してネガティブではありません。
悪の組織もヒーローの強さに合わせて幹部が入れ替わったりしますし。

逆に鈍重で変化に乏しい組織はこれからの時代に対応できず衰退し、淘汰されていくんだろうな、と思います。


組織にもライフサイクルがある、というのも納得で、システムの変更など、現場スタッフは慣れ親しんだやり方を捨てたりしなければならず、習熟コストもかかっていく中で、個人単位としてはとってもストレスなんですが、それも成長過程におけるひとつの段階、成長痛だと考えると幾分気が楽になりますね。

組織構造のコンティンジェンシー(不確実性)理論とか言うそうです。
ウチの飛行機の上の視座からマッハスピードで朝令暮改する社長の言ってることも、組織構造を学ぶとより理解が進みます。いまの社員クオリティだとホラクラシー型組織とかぜったい試してみたくなる。

僕が過去所属してた組織(会社)も、入社当時は狭いオフィスに15人ほど所狭しと仕事していたけど、そこからたった1年間にグローバル企業に経営統合され、人数は15人→40人→100人とどんどん増え、事業部は統合され、管理システムも大幅に代わり、組織図は毎月変わり、退職を余儀なくされる社員さんがいたり、一回も会話したことの無い人が上司になり、仕事の規模もガンガン上がって給料は上がるけど時間は増えないので社員は過労で病みがちになり、でも外からどんどん人が来るから弱音吐いてると置いてかれるから頑張らねば
→ 心がぴょんぴょんしてしまう

みたいなことがあったのですが、組織構造観点から考えると、「地震が起こるのは地球の新陳代謝みたいなもんだよ」的な事象なので、今回のテーマで組織を観た時に「人間って結局、矮小な存在なんだな」とか思っちゃいました。


でも結局いくら仕組みがしっかりしてても中で働く人がしっかりしてないと組織は成立しない、「人は感情で動く」という社会の二面性を鑑みて組織論が成立している、組織は有機的である、というところに帰結してるので頑張ろう、って思いました。


今回の書籍で興味深かったポイントが「組織戦略の考え方」の書籍の方にあった「宦官VS武闘派」のところで、

別の本では「官僚性の逆機能」ともありましたが、ルールや仕組みづくりばかりに注力すると、その「失敗も成功もしないルール運用者」側の立場が強くなり、利益を稼ぐ戦士が減って「くそ真面目にルールには準じるけど成果上げられない」みたいなおじさんが増えちゃうのがいわゆる新橋のサラリーマンみたいな人を量産してしまう温床にもなるわけで・・・。


近年言われてる「自律型組織」なんてのもそうですが、ちゃんと意思を持って組織に所属し、成果を上げることができる人材をもっと称賛すべきで、やれルール守らんだの粗探しするような人が増えてしまうと自律型には絶対できないので、ルールではなく「企業文化」を育てることが、自律型組織を作るためのとても重要なファクターだと思います。
ウチの飛行機の上の視座からマッハスピードで朝令暮改する社長も言ってます。


そんな中、僕が最近自律型組織を作る上で最も重要なんじゃないかと思ってるのが、「成果に対するリスペクト」だと思います。

成果を上げている人に多大なる敬意を払う。敬意を払える文化を作る。個人主義的な成果を称賛するのではなく、会社のためになる、なったことを「成果」とし、その成果と人へリスペクトができるようになる。営業インセンティブが無くとも、これができる組織は強くなると思ってます。

やっぱ成果に対し多大なるリスペクトができない文化にはなっちゃあイカンと思うんですよ。とはいえ成果が絶対正義!的な「成果主義」は極端かつ不公平になるので、それはそれで好きじゃないです。

「成果主義はエゴを育てるが、成果へのリスペクトは自律心を育てる」のではないかと。

次回のテーマの「組織行動学」は、人にフォーカスして、人の集まりとしての組織について考える回だと思うので楽しみです。


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