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『仕事も人生も娯楽でいい』を再読する

近所の大型書店が休店していて、気軽に書店に立ち寄って本を買えなくなっています。もちろん、どうしても読みたい本はamazonで探して取り寄せることはできます。でも私は、書店で背表紙やタイトルを見てから買うのが好きなので、偶然の出会いが楽しめず、ちょっと寂しい思いもしています。

そんな中、以前読んだ本を書棚から引っ張り出して再読しています。堀江貴文『仕事も人生も娯楽でいい』(宝島社新書2018)もその一冊です。

なぜ、私は堀江貴文氏の本を何冊も読むのか

これまで堀江貴文氏の本は、何冊も購入しているし、YouTubeのホリエモンチャンネルもフォローして閲覧しています。堀江氏の社会情勢の解説は、テレビのコメンテーターや専門家の説明よりも有益で分かり易いものも多い。ライフワークで取り組んでいるロケット開発は本当に凄い。自分のやりたいことを愚直にやり続ける人だなと尊敬の念を持っています。

ただ、お近づきになりたいとか、直接会ってみたいという気持ちはありません。遠くから眺めているだけでも、学ぶこともは可能だし、書物や動画を通じて得るだけで十分有益です。本書の中にも、

120 成長したいなら、一流の人に会おうとするな

という項まであります。堀江氏の普段の行動や思考やコメントの中から、取り入れるべきところを自分なりに吸収すればいいと思っています。実績もあり、結果も出している人には何かしら学ぶべき価値があります。

仕事も人生も娯楽でいい …と思う

本書には、第1~9章の各テーマ別に、207項目の内容が整理されて収められています。「過去の発言内容の寄せ集め」なので、熱心なホリエモンフォロワーならば、どこかで目にしている内容を手っ取り早くまとめて再確認するのに丁度いい本になっています。

堅苦しい構成ではないので、気楽に短時間でさっと読めます。今回2年振りに再読してみて、新たな気付きもありました。この本を買った頃は、毎日悶々としていて、このまま人生が流れていくことに疑問を感じていた頃でした。元々あった「会社勤めを辞めて、しばらく自由にしてみようかな」という気持ちが芽生えた本だったような気がします。

本書のタイトルである『仕事も人生も娯楽でいい』は、最近になって私自身も強く感じているところです。長く生きて恥ずかしい経験も一杯積んでしまっているから、腰も重くなっているし、シリアスに考え過ぎて行動できなくなっています。考えても無駄なことに囚われていても、何も変わらない。気楽にやりましょう。

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