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人間ドック初体験

今日は朝から人生初の人間ドックを経験してきました。なかなかにスリリングな体験でしたので、備忘録を残しておきます。

実は昨日あんな失態を犯して、反省したにもかかわらず、今日も私のミスで本来の受付時間に10分程度遅刻してしまいました。

何と財布を自宅に忘れて、最寄り駅に着いてから気付いて取りに帰るという、これまた初歩的な確認ミスでした。受付窓口の人はとても親切で、遅刻を咎められる事は無く、またしても助かりました。

しかし、最近本当に抜けていてポカが多いので、対策を強化しないといけません。決められた時間を守るのは社会人として基本中の基本ですから、話になりません。

さて、今回お世話になった人間ドックは東京駅から歩いて行けるとあるビルの高層階にあり、皇居を見下ろす素晴らしい環境でした。受付での登録が終わると、腕にリストバンドが巻かれ、館内は専用スリッパで移動します。

最初にロッカーに通され、ここで受付で渡された検査用ウェアに着替えて、待合スペースで名前を呼ばれるのを待ちます。検査を受ける人で混雑しているものの、全体的に開放感があり、狭苦しさは感じません。外国人らしき人もちらほらいます。

待合スペースが、それぞれの検査室の近くに複数設置されています。雑誌類が豊富なので、待ち時間も退屈しません。私は手荷物を全てロッカーに置いて来ましたが、スマホも専用の袋に入れて持ち運びOKです。

検査の順番が来て名前を呼ばれると、必ず最初にリストバンドにあるバーコードリーダーの読み取りがあります。データや検体の混同防止だと思いますが、整然と検査が進んでいきます。

検査前に、必ず「〇〇検査担当で、看護士の△△です」とにこやかに挨拶してもらえるのも好印象です。検査って受ける方はかなり不安なので、優しくされると心が和らぎます。

身長、体重、血圧(緊張のせいか、体調不良のせいか、普段よりもかなり高かった)、心電図や超音波、レントゲンと順調に検査が進み、いよいよメインイベントの胃カメラとMRIを残すだけとなりました。

事前に届いていた説明書をよく読んでおらず、MRI検査があることを知りませんでした。胃カメラは過去何度か経験していますが、MRIは初めての経験なので、急に緊張してきました。

胃カメラは何度やっても慣れません。咥内は麻酔されてはいますが、辛いものは辛い。付き添いの看護士さんに背中をさすってもらいながら、鼻水を流し、涎を垂らしながら、ゲェゲェ言っている姿は、知り合いには見られたくない情けないものです。

胃カメラ検査が終わってヘロヘロ状態の私に、施術した先生がその場で撮影したばかりの写真を見せながら解説してくれました。若干胸やけ気味で赤らんでいる(沖縄〜福岡で激しく呑んで来たので、当然だろうなと納得)ものの、ピロリ菌もなし、ポリープも良性ということで一安心です。とはいえ胃の上部にはヘタリもあり、逆流性胃炎になりやすいので、食事に気をつけるようにとのアドバイスをいただきました。

そして、まだ咥内に麻酔が残る状態で、MRI室へ。一気に緊張が高まってきます。特に頭を固定されてから急に久しく体験したことがない恐怖感が襲って来ました。ゲップも出そうだし、この体制のまま15分固定されるのは耐え切れない‥と、検査がスタートする前から、ジタバタして逃げ出したくなりました。

検査スタート。耳栓を通しても検査機器から発せられる唸るような音が更に恐怖感を煽ります。「これ無理、絶対無理‥」と思いました。ボタン押そうかと真剣に考えました。

ただ、何とか耐えている内に、徐々に慣れて来て、「ドンツ、ドンツ」という機械音が不思議と心地良き響くようになって来ました。先生から「後5分で終了です」と声がかかった頃には、「これなら最後まで耐えれるな」と確信しました。無事終了。でもまたやるのは嫌だな…

昼過ぎに全検査が終了し、手続き済ませて、ビルの外に出で、やっとほっとしました。朝から何も食べておらず空腹だったので、そのまま青空な下、ランチに直行しました。人間ドッグ、思ったより手強かったです。

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