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隠れ家を持っておく

今夜も部屋で食事を済ませてから、何か生産性を追い求めて行動するでもなく、ダラダラと過ごしていたら、深夜になっていました。

晩酌のアルコールは我慢したので、2024年9月は、20勝10敗(酒を抜いたら勝ち)と目標通りに終了です。年齢も重ねてきているので、飲酒量も飲酒機会も減らし、最低でも週に四日は休肝日を確保する努力をしています。本当に身体と精神が渇望している時だけに絞って、気持ち良く飲酒する方が満足度が高いことがわかっています。以前に比べて、「飲まなきゃやってられない」ような環境でもないので、自己の節制と習慣次第です。

とはいえ、バー飲みの趣味から完全に足を洗うことは全く考えていないし、出来るとも思っていません。本日のテーマ、『隠れ家を持っておく』と関連して、掘り下げておきます。

隠れ家を用意しておく

私は、『隠れ家を持っておく』ことを積極的に肯定する立場です。特別な気分の時しか踏み入れない場所、特定の人としか訪れない場所、誰とも共有しない時間を過ごす場所、などを周到に準備して持っておきたいと考えています。『隠れ家』は物理的な土地とは限りません。『隠れ家』を信奉しているからこそ、バーが好きなのかもしれません。ある程度融通の効く場所を知っていることの心のゆとりが心地好い、というのがあります。

『隠れ家を持つ』というと、大切な家族に隠れてこそこそと秘密を持つようで怪しい、と勘繰る意見もあるかもしれませんが、逆です。大切な人を不快にさせるようなあまりにも無様な姿を見せたくない、うっかりと言いたくないことを吐いて失望されたくない、少し肩の力を抜いてリフレッシュしたい、から一呼吸置く為の場所を必要とするのです。ちょっと私のイメージとは異なりますが、昨今言われる「サードプレース」というような意味合いで想像してもらえればOKです。

場所でなくてもいい

隠れ家は、物理的なスペースでなくても構わないので、情報をシャットアウトして、頭の中で妄想を働かせるのも、ネット上で活動するのも、隠れ家に逃げ込む、と言えるかもしれません。要するに、日々の生活の中で求められている表の役割に疲れたり、うんざりしたり、飽きたりした時に、安心して小休止のできる場所を確保しておこう、という話です。日々暮らしていれば、そういう不調な時は必ず巡ってくるので、自分と自分の大切な人を守る為にも、予め『隠れ家』を用意しておく方が賢明だと思っています。

私の場合、松本で単身赴任生活を送っていること自体が、隠れ家生活をしているようなものです。何しろこの地では、あまり顔も名前も知られていないので、透明人間のような行動も可能です。家族の理解と応援があって享受できる生活ですが、最高の環境を手に入れている、と思います。

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