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あの頃より今を大切にする生き方

あの頃に戻りたい…… っていう気持ちはありません。冗談で使うことはあっても、本音では「今のまま、そのまま前に進めればそれでいい」と心の底から思っています。なぜそう思うのか、掘り下げて考えてみます。

過去は過去

今から小学生、中学生に戻って義務教育を受けたくはありません。青春への甘酸っぱい誘惑にはノスタルジーを感じるものの、高校生や大学生をもう一度やりたいとも思いません。ましてや、会社に就職したばかりの新入社員に逆戻りして雑巾がけからやり直し……なんて、考えるだけでぞっとします。過去のある時代に戻ってやり直したいという願望は全くありません。

これまでの人生に100%満足なのかと言われれば、もちろんそんなことはなくて、あの時の判断よりももっと良い別の選択肢もあっただろう、と思うことは多々あります。それでも、せいぜい

● あの試合のあのプレーは拙かったなあとか、
● 憧れていたあの娘と付き合えていたらどうなったかなあとか、
● 第一志望の大学に合格して東京に出てきたらどうなってたかなあとか、

という程度の、夢想のような振り返りであり、折り合いはついています。過去は過去で、もう終わったことでいいじゃないか、と思っています。

視線は未来へ

どうせならば、現在や未来の方に視線を向けていたいし、やり残したことの学び直しや人生の軌道修正だってまだまだできる、と脳天気に信じています。今このタイミングで出来る最善の道を探せばいい。いつだって、今が最高だ!と思っていたいのです。

過去は大切です。積み重ねた過去の遺産を、これから先どう活かすかを考える方が健全です。たとえ、待ち受けているのが茨の道でも「何とかなるさ」「それも人生だ」と開き直る(私の得意技)覚悟が備わってきました。

自分を肯定することは可能

若い頃にくらべれば、体力は確実に衰えているし、集中力も落ちています。昔の自分よりも総合的な能力は確実に落ちているでしょう。でも、若い頃よりも今の方が自分を客観視できて、好きになれています。

自分の足りていない点、持ち合わせていない点ばかりにフォーカスして、他人の目を気にして卑屈になりがちだった若い頃の私より、自然体を貫けるようになった今の私の方が断然生き易く感じています。ダメな自分、いけてない自分もそれなりに肯定できるようになってからは、心が随分と楽になりました。容姿だって、年輪を刻み込んだ今の方が味があっていいんじゃないかとさえ思っています。

今をどう生きるのか、何に時間と意欲を使うのかが大切です。今持っているものに足して加えたり、大事に持ち続けたものを棄てたりしながら進んでいく方がきっと楽しい筈です。感じている不安の90%は起こらないので、思い切っていきます。

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