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四連休の雑多な感想

この記事は、金曜日からの四連休を終え、松本へと走る高速バスの中で書いています。金曜日は、私の時間を楽しみ、土曜日は自堕落に過ごし、日曜日と月曜日は、息子と過ごすことに時間を捧げました。そんな四日間を振り返りながらの雑記です。

現実からの逃避

もしもこの貴重な四日間に、血の滲むような努力をすれば、かなりのことができた筈です。私の四日間は、もやもやする現実から逃避していた時間が殆どでした。今回の自宅滞在は、ただただ息子の側にいる責務を果たすだけに費やしたようなもので、将来に向けた自己投資と呼べるような行動は何もしておりません。

現実ではなく、直面している課題からの逃避、先送り、遮断をしていた気がしています。ぼんやりと時間をやり過ごしている内に、リミットが来た感じです。本格的な怠惰生活に陥って、立ち直れなくなってしまう前にリミットが来て良かった...… と思います。

ニュースに目をやれば...

雨季の大雨の影響で、タイ各地で洪水が発生しているようです。調べてみたら、前回の大洪水で大きな被害が出たのは、2011年のことでした。あの時は、仕事関係にも大きな影響が出て、色々てんてこ舞いだったような記憶がうっすらとあるものの、今回の災害報道で知るまで、すっかり忘れていました。『天災は忘れた頃にやってくる』とは、よくできた格言です。

報道されているレベルでしか把握していませんが、毎年のように世界各地で自然災害が起こっています。日本も例外ではなく、今秋も台風直撃や土砂降り、河川氾濫などで、被害に遭われた方が少なくありません。災害報道に接する度に、現実とは非情なものだという思いを強くします。

文章を読む

『読書の秋』本番の季節を迎えているというのに、その流れに逆行するように、先月、今月と書籍から遠ざかっていました。今回の滞在中に、自宅の本棚に置いてある本を幾つか漁ってみて、「やっぱり、文章力を備えた著者の文章を読まないと駄目だなぁ」という思いを強くしました。

文章自体を読んでいなかった訳ではなく、ネットを通して、日々何らかの文章には触れていましたが、どうも感性が鈍くなっていたようです。SNSは玉石混淆ですし、メルマガやメディアの記事の文章は「わかりやすく、平易な表現で伝える」「読者に何らかの感情を喚起させて、著者の狙った方向に誘導する」という手法が徹底されているので、この類の文章ばかり読んでいると、展開がある程度予想でき、食傷気味になります。

私は、新書を好んで読みますが、これも考え直す必要がありそうです。情報収集に徹するなら問題ないものの、人生の活力、感情の昂揚を呼び覚ますには、もっと小説を読まないと駄目だな、と思いました。

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