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神奈川都民にはなりません

本日は、三連休の中日で東京都内へ出てきています。

私は会社に就職してから、埼玉県(草加市)⇒東京都(三鷹市)⇒海外(アメリカ)⇒千葉県(浦安市)⇒兵庫県(神戸市)⇒神奈川県(横浜市)と移り住んでいます。生まれ故郷よりも、首都圏で暮らす方が長くなりました。

横浜市に住むまでは、東京都内で大半の時間を過ごす「〇〇都民」と言われる生活を送っていました。平日の昼間は、職場のある東京都内で殆どの時間を過ごしていましたし、仕事を終えて夜飲みに行くのも、銀座、新橋、六本木、恵比寿、渋谷、新宿といった東京都内の繁華街でした。休日も、買い物をしたり、友人と遊んだりするのに東京都内まで出かける方が圧倒的に多かったのです。

ところが、2010年に横浜市へ引っ越してからは、仕事以外で東京都内へ出るのがすっかり億劫になりました。子どもができた、年齢を重ねた、仕事に向かう姿勢が変わった… 私自身を取り巻く心境や環境が変化したのが大きいです。買い物も食事も娯楽も横浜で事足りるので、わざわざ東京まで出る理由がなくなったという感じです。

同じ横浜市在住者でも、田園都市線沿線や横浜駅よりも東京寄りの区(鶴見区、神奈川区など)にお住いの方は、生活の軸が東京都内にある「神奈川都民」的な生活をされているケースも多いと思います。しかしながら私は、横浜、桜木町、みなとみらい、関内、元町といった「多くの人がイメージする横浜」の街の雰囲気が好きなので、「神奈川都民」的生活はありえません。

横浜には住み始めてすぐに馴染みました。一時期は、朝乗っている通勤電車が鶴見川を渡ると途端に気分が暗くなりはじめ、神奈川県と東京都を隔てる多摩川を越えると、諦念して一気にテンションが落ちてしまう位、東京都内に足を踏み入れることにストレスを感じていました。

東京は日本の中心としてリスペクトします。若い頃は、東京で働き、暮らし、遊ぶことに憧れていたことも事実です。しかし、年月を経て、私はどうやら東京で心の底から安らぎを感じることはできそうもないことがわかりました。東京は私には荷が重い街です。潔く負けを認めます。仕事以外では距離を置きたいこの頃です。


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