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自然災害に備えられるのか?

今日(2019/10/13)の未明に台風19号が日本列島を抜けましたが、記録的な大豪雨によって東日本各地の10河川が氾濫し、周辺地域に浸水被害や土砂災害をもたらしていきました。前回の15号は「風」による施設倒壊被害が大きかった印象ですが、今回の19号は「雨」による影響が甚大な台風でした。

幸いにして、我が家では一番台風が接近した時間帯に断続的な停電が数回あった程度で、被害と言えるような被害はありませんでした。テレビで、川が氾濫して浸水被害に遭われている生々しい映像を観ると、自然災害とは本当に残酷なものだと改めて痛感しました。

自然災害は、自分の努力や境遇とは無関係に起こるので、発生をコントロールしようがありません。テクノロジーの発達や過去の被災経験により、事前の予測技術は年々充実しているし、被害を軽減する為に最善の努力をしようという予防策もある程度功を奏したように思います。公共交通機関の計画運休も定着してきましたが、良い判断だと思います。

世の中が便利になり過ぎて、普段の生活で自然災害の脅威を意識することはあまりないのですが、よくよく考えると日本では結構な頻度で自然災害は起こっています。今年だけでも日本列島には5つの台風が上陸しています。

・台風6号(Nari)7/27上陸
・台風8号(Francisco)8/6上陸
・台風10号(Krosa)8/15上陸
・台風15号(Faxai)9/9上陸
・台風19号(Hagibis)10/12上陸

これに地震も入れると、日本に住んでいて自然災害に遭遇する確率は更に上がります。制御不能な自然災害によって、人類がコツコツと積み上げて来た生活が、一瞬で破壊されてしまのは不条理だと感じます。

とはいえ、日本に住み続ける以上は、人生の中で自然災害に何度か遭遇する宿命なんだと諦めるしかないのかもしれません。幸か不幸か、私はこれまで、自然災害によって自分自身の生命を脅かされたり、大きな損失を被ったり、身近な人を喪ったりした経験がありません。単なる偶然として神様に感謝するしかありません。

自然災害報道を見る度に「もしも自分や自分の家族があの立場になったら、自力で立ち直れるだろうか…」といつも自問自答します。自然災害についての知識を蓄えて日頃の備えを怠らないこと、機動的な情報収集方法を身に付けること、いつ遭遇しても仕方ないと覚悟を決めておくこと、くらいしか思い当たりません。結局、最善を尽くして日々精一杯生きる、のが一番の対策なのかもしれません。

幸運により難を逃れた者として、今回の台風で被災された方々への支援には、微力ながら協力していきたいと思います。

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