失敗からの学び

無事に東京へ帰って来ました‥となる筈だったのですが、ちょいとトラブルがありました。寝過ごして予定の便に間に合わなかったのです。全くもって自分の不注意が招いたミスです。

勿論焦りましたし、実害(本来は不要な出費)も出してしまったので、しっかりと反省して、同じミスを繰り返さないように対策をします。

しかしながら、この失敗から学んだこともありました。それは、咄嗟の判断で代替策を打ち、致命的な状況を回避できたこと、それを実行に移すことのできる経験とノウハウが自分に備わっていることがわかったことです。

朝スマホのアラームで目覚め(6:15)、予定の便(7:00)に間に合わないとわかった瞬間に思ったことは、東京で午後1:00からの、自分が会社の代表として出席する会議には絶対に間に合わせなければならない、ということでした。

時間までに何としてでも東京に帰ることが最優先事項(目的)であり、それを実現する為に、必要手段を探ることが真っ先にやらねばならないことでした。セオリー通り、目的の設定→解決策の立案 です。

起こしてしまったミスを悔やむよりも先に、リカバリーショットを打つ為に頭をフル回転させながら、すぐさま行動に入りました。解決策を走りながら、考えることにした(せざるを得なかった)訳です。

私の打ったリカバリーショットは以下の通りです。
● すぐさま飛び起き、荷物をまとめて、5分後にホテルをチェックアウト
● タクシーを止め、福岡空港へ向かう
● タクシーの中で、間に合わないと判断し、羽田行きの予約をスマホからキャンセルし、代替便を探すが、AM発の羽田便は満席
● 福岡空港に到着し、ANAの購入窓口に駆け込み、すぐさま相談
● 7:15発の成田便に空席がある事がわかり、正規料金で購入
● 飛行機で移動⇒成田には定刻に到着
● 会社へは午後からの会議場所へ直行することを連絡
● 成田エキスプレスで東京へ

幾つかポイントがあったと思っています。

まず、寝過ごしてしまった失敗の直接的な原因は、昨夜の仲間との宴会が楽しくて調子に乗って飲み過ぎてしまい、目覚ましのタイマーのセットを忘れて寝てしまったことです。昨夜は部屋に帰った後の記憶がなく、着替えもせずにベットで眠っていました。猛反省すべき失態ですが、これが結果的には目覚めてわずか5分で部屋をチェックアウトできた一因になっています。

さらに、起きるべき時間(5:30)の目覚ましタイマーのセットは忘れましたが、6:15にスマホのアラームが鳴る設定がしてありました。もしこれが鳴らなければ、そのまま寝続けて、事態はかなり悲惨な状況になっていた可能性があります。これには助けられました。

また、荷物は昨日のうちにまとめてあり、すぐに持ち出せるようにしてありました。これも目覚めて5分後に部屋を出て、ホテルをチェックアウト出来た重要な要因です。これは不幸中の幸いでした。昨日の自分を褒めたい。

ホテル代金もネットで前払いだったので、チェックアウト時の支払い手続きも不要でした。これはネットの発達のお蔭です。

そして、前を通りかかった空車のタクシーを呼び止め、すぐに乗り込むことが出来ました。これもラッキーでした。

タクシーの後部座席で、7:00発の予定便は間に合わないと判断し、スマホでキャンセルし、東京行きの代替便を検索しました。ネットの発達のお蔭です。また、福岡空港が博多市街から至近にあることもラッキーでした。

但し、福岡空港までの距離と時間についての情報を持ち合わせておらず、早々にキャンセルの判断をしたのは失敗だったかもしれません。結果的に、福岡空港には6:35位に到着したので、粘れば間に合ったかもしれません。

成田便に空きがあったのはラッキーでした。次発以降の羽田便が満席だとわかっていたので、最悪は、中部空港∔新幹線、あるいは、JR博多駅に引き返して新幹線、での移動も覚悟していましたので、成田空港∔成田エキスプレスは次善でラッキーでした。キャリーバックも持っていましたので、空いている成田便は逆に快適で、ありがたかった。感謝です。

完璧なリカバリーショットではありませんでしたが、好運も重なり、何とか最大の目的だけは達成することが出来ました。忘れてならないのは、タクシー代や飛行機代の緊急出費に耐えられる位の手持ちが私にあったことです。つまり、時間を金で解決できたこと、財布の問題があれば、解決策にもっと制限がついた筈です。尚、飛行機代は元々マイレージでの手配でしたので、手数料ポイントの没収だけですみました。

反省すべき失敗ですが、学びもあった、と前向きに考えることにします。


サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。