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【有料note】息子との長い道のり

本日の【有料note】は『息子との長い道のり』というテーマで書きます。私の分身である11歳の息子とこれまでに歩んできた道のりの記憶を辿り、これから歩んでいく道のりに思いを馳せながら、書いていきます。

自分に似ている息子

息子は、「ちょっとしたこと」が驚くほど自分に似ていると感じます。日常生活の中で、間違いなく自分の遺伝子を引き継いでいると確信させられる瞬間があります。

容姿や雰囲気はかなり違うものの、耳の形や、爪の形は私にそっくりです。ちょっとした時に見せる表情や、感情を露わにする時のちょっとした仕草も似ています。私からスマホを借りようとする時に見せる笑顔が、テレビやDVDを観ている時の態度が、悪いことを考えている時に口元に滲み出るさまが、私にそっくりです。息子が面白がってやることは、私が少年時代に好きだったことにとても似ています。

私が似て欲しくないと思う所ばかりが似てきています。昔見た福山雅治さんが主演の映画、『そして父になる』(2013)の中で、父親役の夏八木勲さんが福山さんに「お前の息子は益々お前に似てくる。血は抗えない」という趣旨のことばを言うシーンが強烈に残っています。年々そのことばが真実であることを強く感じます。私と息子は、繋がっているという確信があります。

息子は、おそらく自分が感じている以上に、自分が周囲の人たちから愛されていることに気付いていません。わがままを言ったり、他愛の無いいたずらをしたり、注意を聞いていなかったりしているのに、何となく許されてしまう不思議な雰囲気を持っていることが、どんなに恵まれた資質であり、世の中を泳いでいくうえでプラスの力になるかを自覚していません。

「創作」の好きな息子

息子は、子どもの頃から絵を描くのが好きでした。息子が好んで描くキャラクターや景色や小物は、息子自身で想像したものではありません。息子が目にして気に入ったものを自分なりに忠実に模写し、自分のテイストを加味することを好むようです。

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