好きな楽曲：エンド・オブ・ザ・ロード
今日の松本は、寒い夜です。本日取り上げる”好きな楽曲”は、ボーイズⅡメン（Boyz II Men）『エンド・オブ・ザ・ロード End of the Road』です。音楽史に燦然と輝く大ヒット曲です。
プレスリーの記録を破った大ヒット曲
ボーイズⅡメンは、1985年にアメリカ・フィラデルフィア市内の高校に通っていたネイザン・モリス（Nathan Bartholomew Morris 1971/6/18-）を中心に結成されたユニーク・アトラクションというグループを母体にしたR&Bボーカルグループです。グループ名は、彼らのアイドルだったニュー・エディション（New Edition ボビー・ブラウンも在籍していたボーイズ・ボーカルグループ）の楽曲『ボーイズ・トゥー・メン Boys to Men』よりつけられています。1991年のデビューアルバム『クーリー・ハイ・ハーモニー Cooley high harmony』が大成功を収め、順調なスタートを切ります。
この『エンド・オブ・ザ・ロード』は、エディ・マーフィの主演映画『ブーメラン Boomerang』のサウンドトラックの一曲として、ベビーフェイス、LAリード、ダリル・シモンズという当時のアメリカを代表するヒットメーカーたちによって製作されました。レコーディングは、ボーイズⅡメンの全米ツアーの合間を縫って、ロサンゼルスのスタジオで3時間でなされたと言われています。
1992年6月30日に発売された直後から注目され、8月15日付けのビルボードホット100で1位を獲得すると、以降13週連続で1位に座り続ける空前の大ヒットとなります。これは、エルビス・プレスリー（Elvis Presley 1935/1/8-1977/8/16）が持っていた11週連続1位（1956年）という大記録を、36年振りに破る新記録（当時）でした。
この曲の大ヒットによって、ボーイズⅡメンの四人、ネイザン・モリス、ウォンヤ・モリス（Wanya Morris 1973/7/29-）、マイケル・マッケリー（Michael McCary 1971/12/16-）、ショーン・ストックマン（Shawn Stockman 1972/6/26-）は一躍大スターとなり、世界中にその名を知られる存在となりました。
何度でも聴いていられる一曲
私はハード・ロックを好んで聴いていたので、周囲の人たちからは意外に思われていましたが、ずっと好きな一曲でした。ラジオなどでもよくかかっていましたし、ヒットしていた当時はもちろん、2～3年くらい経ってもよく聴いていました。
40代になってバー飲みをするようになってからは、バーカウンターで酒を飲みながら聴くようになり、また一層好きになりました。スローテンポで、ドラマチックな展開力を持ち、ひとりで過ごす夜向きの曲だと思っています。何度でも聴いていられる一曲で、今でも、YouTubeやSpotifyで見つけると、リピートで聴いてしまいます。
特に好きなのが、後半のアカペラ部分で、手拍子を打ちながら、口ずさむこともよくあります。歌詞もいいです。サビ部分の
Although we've come
to the end of the road
still I can't let you go
It's unnatural
You belong to me
I belong to you
には、毎回いい歌詞だなあ、としみじみ思います。
ファッションを真似た思い出
加えて、彼ら四人がこの曲のPVで来ている洋服が大のお気に入りで、憧れていました。ファッションに興味がなく、洋服選びのセンスがない私ですが、白のタートルネックのシャツにゆったり目のシルエットで丈が長めのチェックのジャケット、ラフに羽織ったヨットパーカー、ストーンウォッシュ地のデニムの上に合わせたグレーのジップアップ、なんかをカッコいいと思い、着こなしの参考にしていました。
体型が全然違うので、当時の私に似合っていたかは定かではありませんが、懐かしい思い出です。
今週の格言・名言《2023/1/30-2/5》
The moment you make a decision, that version of your future is born into existence.
決断した瞬間、その未来が同時に誕生する
I will prepare and someday my chance will come.
準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。
エイブラハム・リンカーン 第16代アメリカ大統領
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