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『越境力』を身に付ける

本日のnoteは、私が目標に掲げる『人生後半戦を愉しむ』『人生二毛作』を実現する為の”Key Word”として活かせそうな『越境力』ということばを考えてみたいと思います。

定義の固まっていないことば

最近になって、『越境力』ということばをよく耳にします。一般的に字義が確立していることばではありません。個の時代を生き抜く、複雑化する世界を生き抜く、という文脈の中で、同質な社会を出て、敢えて専門外の領域に踏み出すことの重要性を説く文脈で使われることが多そうです。最近では、「越境人材」ということばも使われ出しました。

『越境力』について、自分なりにイメージを膨らませて定義すると、これまで積み上げてきたものを捨てて未知なものを柔軟に取り入れる力、異質な価値観にも溶け込んで融合したり、飛び越えたりする力、となります。慣れ親しんでいる環境や思考方法だけに安住せず、未知のステージにも果敢に挑戦できる意欲も含まれるかもしれません。

幼少時代から一意専心でスポーツに打ち込み、栄華を極めたアスリートが、競技を引退した後に、今度は全く畑違いの場所で活躍する…… そんなケースをイメージすると分かり易いかもしれません。

『越境力』の育て方

『越境力』は、単純に日本を飛び出して外国の多様な価値観を経験したからといって、身につく能力でもなさそうです。異質の分野の存在を認めつつも、あえて飛び込まずに、自分の決めた一つの分野に生涯を捧げるのも素敵な生き方には違いありません。

現実問題として、世の中のあらゆる変化のスピードが加速しています。一度決めた道に固執する頑迷な態度では、自分の能力がすぐに陳腐化してしまって生き残っていけない可能性があります。

自分が本職・本分と考えている範囲から、じわじわと活躍範囲を広げていくよりも、思い切ってリセットして全くの異質な世界に飛び出す=越境する、という選択肢は持っておいた方がいい気がします。

越境を楽しむ

私は、日々勝ち目の薄い闘いに明け暮れて疲弊するくらいならば、大きく舵を切って展開した方が景色は確実に変わる、と考えています。「辛抱」「忍耐」「我慢」など、幼少期から大切だと教えられたことばに、しっかりと裏切られた苦い経験もしています。

自分の与えられた持ち場では都度精一杯やりきりつつも、軽やかに次々と越境していく生き方に憧れます。越境した時の解放感や、スリルや不安も定期的に楽しみたいものです。

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