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『ブチ抜く力』を読む

昨日のホッケーが効いて、予想通り下半身に筋肉痛が残り、階段の上り下りがかなり辛い状況です。昨夜は大阪市内に泊まり、今日の午前中に横浜へ帰る為、伊丹空港へ向かいました。ANAのラウンジが新しくなっていました。

搭乗待ちをしていた所、ラッキーにもプレミアムクラスに空席があるとのアナウンスが流れたので、アップグレードポイントの残りを使って、プレミアムシートを確保しました。使い道がなく消滅やむなしと思っていたので、ラッキーでした。実質の飛行時間1時間未満ですが、サンドイッチとスープの軽食も出るし、快適で良かったです。

前置きが長くなりましたが、羽田へ戻る機内で読んだのが、こちらの与沢翼『ブチ抜く力』です。

与沢翼さんといえば、「秒速で1億稼ぐ男」として一躍有名になり、一世を風靡したネオ・ヒルズ族の中でも、最もインパクトがあった人物です。

事業や財産を喪った後の2014年に海外移住して完全復活し、最近では投資家活動をメインにかなり活躍されていることは知っていました。歯に衣着せぬ言動や独特のスタイルから、毀誉褒貶があることは確かですが、今でもネットビジネス業界で最も影響力のある人物の一人だと思います。同業者の間からもリスペクトされているという話も聞きます。本書が出版されるという話を聞いた時から、読むつもりでいました。

この本では、与沢さんの信条である、やると決めたことについては、ストイックに究め、圧倒的な実績を残す姿勢=ブチ抜く力について、「センターピン」というキーワードを用いながら、自身の実績と手法を丁寧に解説してくれています。マッチョというのか、アスリートです。

いわゆるノウハウ的なものについても、一切出し惜しみしない所が、彼の真骨頂です。彼が展開するのは、「与沢翼」というブランドビジネスです。多少のノウハウを晒した所で、自分の真似は簡単にはできないだろうという自信もあるでしょうし、仮に誰かが自分の真似をして成功するのなら、それも大歓迎という考えなのだと思います。

ダイエットについては、結果を出す為に、普通の人ではできない壮絶な方法を実践しているので真似する気はありませんが、それ以外のルールについては、一石五鳥を考える、最初は小さく始める、10年先をイメージする、など、かなり堅実な話が展開されています。

20代の派手な生活は、対外的なイメージ作りとして意識的に作っていたもので、こちらが与沢さんの本質なのでしょう。興味深かった。こういう系統の本全般に言えることですが、本の中での学びを実践に変えないと何の意味もありません。

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