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気にかかる本は買う

外は、激しい雨が降っています。今年の春はよく雨が降るなあ......と感じています。運悪く、寛ぎたい時の欠かせない小道具であるコーヒーのストックを切らしていました。お陰で、今夜は読書へ食指が進みませんでした。最近は興味をそそられて本を買っても、読まずに積んであるだけの本が増えています。それでも、めげずにまた買い続けています。本日のテーマは、『気にかかる本は買う』です。

本を買うことの安心感

私が最も本を読んでいたのは、20代です。当時のモットーは「読書は質より量」で、読書する目的を意識せずにあらゆるジャンルの本を、気ままに雑食していました。学生時代の読了冊数は、250~300冊くらいはあったと思います。社会人になって仕事が忙しくなってからは読書時間の確保が難しくなって読了冊数は減りましたが、それでも200冊前後は読んでいたでしょう。この経験が人生にメリットを与えてくれたかどうかはわかりません。ただ、確実に読解力と読み進める忍耐力は身に付いたし、知識や情報収集をするコツは養成されたと思います。

今は、その頃ほどは本を読めなくなりました。原因としては、老眼が進んで、本を読み進めていく集中力が続かなくなったこと、ついスマホで観る動画や音声の手軽さに負けてしまうこと、があります。それでも、書店に行くのは今でも好きだし、気に入っている著者の作品や気になったタイトルの本は、躊躇なく買うようにしています。毎月29日には、BOOK-OFFの300円OFFクーポンを使って爆買いすることを自分に許しており、楽しみの一つです。

本には時間と金を惜しまない

最近はやや抑制していますが、もともと「本には金を惜しまない」というスタンスで過ごしてきました。本を読む習慣以前に、本を買うことを習慣化するように心掛けてきました。似たような内容の本ばかり読んでしまう傾向がないとはいえませんが、話題の書や自分の興味のある分野の本への投資は惜しまない方がいいと、今でも思っています。所有していることに意味があるという本、挑むたびに挫折を繰り返していて、何冊も持っている本もあります。本の背表紙、作者名を見ただけで、書かれているであろう内容を想像して、楽しめるという側面もあります。

この年齢になると、断捨離も大事ですが、これまで続けてきた趣味は大切にしておいた方がいいと思っています。私には珍しい本や装飾本を収集する趣味はないので、本との関係は、実用が優先です。昔は手にするのは新刊本が専門でしたが、最近は中古品も買いますし、図書館で借りてきて読むこともするようになりました。本とは一生付き合い続ける、という意欲だけは失っていません。

読書が与えてくれる高揚感を大切に

全ての本がそうだという訳ではありませんが、面白い本に出会った時の高揚感、費やした時間は、人生を豊かにする一助にはなってくれると確信しています。友人が少なく、人付き合いを面倒だと感じがちな私にとって、常にそばに置いておける本との関係を大切に築いておくことが、人の道を外さないポイントの一つだと思っています。

読書に飽きないこと、知識を蓄えることに貪欲になること、いい本に出会い続けること、は私の永遠のテーマとしたいものです。

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