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失敗への向き合い方に問題があった

本日のテーマは自分への戒めです。

致命的な失敗はしたくない

大抵の人がそうだと思うのですが、私も「失敗したくない」という気持ちが非常に強い人間です。生きていれば無数に失敗を犯しますが、「失敗」を判断するのは自分自身です。致命的な失敗を回避したい気持ちが強くて、挑戦経験が少なかったという自覚があります。

失敗を過度に怖れない、からは一歩進めたものの…

この年齢になってようやく、失敗を怖れず、失敗を繰り返しながら経験を貯めていくことに意味がある、を自ら実践してみようという心境になりました。自ら身銭を切って、身体を張って色々挑戦してみよう… 傍観者的態度からは一歩前進です。

行動を増やし、新しいこと、不慣れなことに踏み出せば、失敗する確率はやはり増えます。失敗する確率を減らす努力をしていても、失敗する時には失敗します。予め失敗を織り込んで活動していても、怖れていた失敗が現実になったり、想定外の失敗を招いたりすると凹みます。

失敗時の対処法は知っていたと思っていたのに…1

大切なのは「失敗した」と感じた時の態度です。しっかりと失敗に向き合って、修正して改善すれば、失敗は無駄にはならず、経験として残る… 至る所で何度も聞いた話なので、頭ではわかっているつもりでした。

私の問題は、「失敗」という現象に真摯に向き合うより前に、「失敗してしまった自分」に向き合ってしまう傾向があることです。失敗を犯してしまった不甲斐ない自分、恰好悪い自分をイメージして、必要以上に自分を卑下して自暴自棄になってしまうことがあります。また、失敗を誰か(指摘されるのは妻が多い)から指摘されると、我を失って逆ギレしてしまうこともあります。冷静になった後で反省するのですが、自意識過剰で承認欲求が強い、エエかっこしいの自分を克服するのは難しい、と感じます。

失敗時の対処法は知っていると思っていたのに…2

「罪を憎んで、人を憎まず」ということばがありますが、失敗の原因を失敗した人間に向けてしまうと、抽象度が高く、行動に落とし込めない対策を立ててしまうことになりがちです。失敗を呼び込んでしまった行為にフォーカスして、原因を掘って掘って対策を立てていかないと、同様の失敗を繰り返す確率が高くなります。これも至る所で何度も聞いた話なので、頭ではわかっているつもりでした。

私が失敗を招く原因となった行動は、「不作為」「決めたことを守らない」が多いのです。なぜやらなかったのか? なぜ決めたことを守らないのか? と突き詰めていくと、自分自身のポンコツを責める方向に向いてしまうのです。結論として出て来る対処法が「自分のポンコツを修正する」になってしまうと壮大な話になって、自己啓発系の取り組みに打ち込む、という行動に向かう傾向があるのです。

「ただやる」というアプローチ

そんな悩みのある中で、「ただやる」「やり続ける」「最後(成功する)までやる」というシンプルなアプローチが最も効果が高そうだと感じるようになりました。最終目的地の設定がしっかりしていることが大前提ですが、やり方はどうでもいいので、辿り着ければいいという発想。これも至る所で何度も聞いた話なので、頭ではわかっているつもりでした。

突き詰めると、失敗への向き合い方を考える時間なんて勿体無い、という結論になりそうです。


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