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継続できない病の原因と対策

強い意志を固めて始めたことが全然うまくいかず、途中で放り出してしまった経験はないでしょうか? 私には、何度もその経験があります。ある日、あるきっかけで強い意志を持って、壮大な目標を掲げて取り組んだのに、あえなく挫折してしまうと自己嫌悪に陥ります。今日はその原因と対策を考えてみます。

原因編

挫折してしまう原因は、重複する部分もありますが、以下と考えています。

①理想と現実のギャップ
②飽きる
③不可抗力

原因① 理想と現実のギャップ

自分への過剰な期待が邪魔をしてしまうケースです。「俺ならこれくらい簡単にやれるはず」と自らを過大評価しているが故に、現実とのギャップに幻滅してしまい、自信とやる気を喪失して辞めてしまうパターンです。

思ったような結果が出なかったり、周りと比較して自分が劣っていることを悟ってしまうと、自分の不甲斐なさに耐え切れなくて投げ出してしまうのです。

そして、途中で放り出してしまった自分には更に嫌気がさすことになります。挫折の経験が重なると、自己肯定感も薄くなりがちです。

原因② 飽きる

心変わりして飽きてしまうことも、ありがちな理由です。もっと魅力的な関心事項が後から浮上したり、単純に飽きてしまったり、といったケースです。

すぐ飽きてしまうのは、事前のリサーチ不足が大きい、と思います。私の過去の経験でも、重大なネガティブ要因を見落としていたり、錯覚していたことがわかり、急速に気持ちが萎えて辞めてしまったことがあります。

原因③ 不可抗力

不可抗力的な要因によって取り組みを断念せざるを得ないこともあります。突発の病気や怪我、災害など継続を阻むような深刻な要因が立ちはだかって頓挫せざるを得ないようなケースです。

不可抗力による中断は、必ずしも自己都合ではないので、時間を置いて再挑戦ができます。しかし、中断している間にそのまま気持ちがフェードアウトしてしまう場合も多いのが実情です。

対策編

私の考える継続できない病の対策は以下です。

①事前リサーチを深く、広くやる。
②小さな成功を積み上げて、絶えず工夫しながら修正・変更を繰り返す。
③継続できないことを悩んで自己否定しない。無理な時は休み、何度も再出発する。

対策① 事前リサーチ

衝動的に思いついたアイデアは、数多くの情報を集めて納得出来るまでリサーチした方が腹の坐りが良くなるはずです。覚悟不足の場合が多いので、深くコミットする為の知識を蓄えるのです。

やり始める前に全ての不安を取り除くのは不可能ですが、少なくともこれだけリサーチしたのだから大丈夫という自信を持てるレベルまでは事前準備に時間をかけた方が良いと思います。

一度固く誓っても、決断が揺らぐ場面は必ずきます。事前のリサーチが弱いと簡単にぐらつきます。その道の有識者には積極的に教えを請い、ポジティブ面とネガティブ面の両方の情報を収集することで、挫折を避ける確率を下げることになるでしょう。50代で人生後半戦の私は、闇雲に数を撃てないと思っているので、このリサーチは重要です。

対策② 小さな成功の積み重ね

目的が決まれば課題が産まれます。全ての行動は理想の姿(目的)とのギャップを埋める取り組みです。

最終目的は壮大なものでも、細かく到達ポイントを決めて、成功体験を増やすのが効果的です。成功体験が少ないと、自信がないので、逆境への抵抗力が弱く簡単に心が折れます。

数値目標化出来るとより具体的なアクションに繋がり易くなります。抽象度の高い目的を目指していると、日々の行動も曖昧になりがちで、評価も主観的になってしまいますので、成功をわかりやすい形にイメージして取り組むと、ゲーム感覚で続けられそうです。

対策③ 自己否定しない

失敗したら反省は絶対に必要ですが、原因追究作業が自己否定に繋がると思考停止状態になります。できない理由、うまくいかない理由を、自分の能力や人間性の問題、と言っている間は根本的な解決にはならないように思います。

うまくいかない原因には、ミクロな要因の積み重なりであり、中には今すぐ改善出来ることもあるはずです。そこに目を向けていくと前に進んでいきます。「なぜなぜ」思考は有効な問題解決手法だと感じます。

これでも、ざっくりしていますが、更に掘り下げていきます。

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