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何にでも感謝できる

本日のnoteは、『何にでも感謝できる』というポジティブ感満載のテーマながら、ちょっと引っかかる内容を綴ります。

澱んだ時には徹底的に膿を出す

ここ数日精神がどんより澱み、不調による腐臭感が漂っていました。noteも精彩を欠いているのが自分でわかっていました。それでも敢えて放置してみました。膿を徹底的に出し切った先に何かがあると信じて塞ぐ気持ちに向き合ってみました。

12月1日は映画の日ということで、朝から外出して、前から気になっていた『おらおらでひとりいぐも』を観ました。第158回芥川賞を受賞した若竹千佐子さんの小説を、沖田修一監督が映画化したものです。

主演の桃子さん役の田中裕子さんの演技は素晴らしいものでした。ストーリーはあるようなないようなです。ファンタジー要素や人間ドラマを詰め込んであるものの明確な答えはない映画です。観る側の主観でいかようにでも解釈ができます。

鑑賞後は、気分爽快晴れ晴れ!とまではいかないものの、私の中で黒く澱んだものを少し撹拌してもらえた気がします。こういう経験を積み重ねながら、見えていない大切なものを丁寧に探り当てたいという気持ちが蘇ってきました。

何度も忘れて痛い目にあって取り戻す「感謝の気持ち」

気持ちが澱んでいる時は周囲への「感謝の気持ち」が薄れています。私は意識しないと周囲に「感謝の気持ち」を持てる人間でないことはわかっています。一度理解したものを噛み締めて、大事に守り続けるだけの根気と素直さを持ち合わせていなくて、すぐ忘れてしまいます。だから、努力して、意識して、強制的に「感謝の気持ち」を取り戻す行動が必要なのです。

「感謝の気持ち」は、いい時も、悪い時も忘れます。口先だけ、形式的な感謝していても心が抜けてしまっている感謝のフリは、見る人が見れば、簡単に見透かされています。そして、最終的に大きな失敗を犯して、痛い目に遭います。そうやって気付かされ、やっと修正する気持ちが芽生えます。これまで何度も繰り返している負のサイクルです。

「感謝の気持ち」は、強制的に持つ

経験的に感謝の気持ちを持たずに過ごしている時は、何をやってもうまくいきません。心ときめく出会いも、予期せぬ幸運も、充実感も呼び寄せることができません。私が「感謝の気持ち」を持てるようになるには、強制力と習慣が欠かせません。

何に対しても「感謝の気持ち」を持つことは可能です。ただ生きているだけでも感謝すべき奇跡です。朝目覚めた時、息子が隣で寝ていることは感謝に値する幸せです。一段抜かしをせずに、卑怯な誤魔化しをせず、丁寧に一日を生きたい‥ 何度も何度も自分に言い聞かせて過ごします。

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