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Markover 50と音楽

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Markover 50がこれまでに出会ってきた好きな曲、好きなアーティストの思い出をコラムにします。
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#音楽コラム

あの頃好きだった曲:スイッチ625

今夜は、酒を飲んでいます。酔っぱらって前後不覚になる前に、今日の記事のプロローグだけを書きます。私の青春時代のロック・ヒーローは、デフ・レパード(Def Leppard)でした。好きなロックバンドは数あれど、結果的に40年以上の長い付き合いになっています。同じく私の心を捉え続けるシン・リジィ(Thin Lizzy)をも僅差で退けて、筆頭に挙げなければなりません。 彼らの軌跡を長く追いかけてきて、好きな曲、思い出深い曲だらけなのですが、本日はその中から2nd アルバム『ハイ・

あの頃好きだった曲⓯:シングルベッド

本日は、『あの頃好きだった曲』シリーズの第十五弾として、シャランQ『シングルベッド』(1994)を選んでみました。当時の時代背景とともに綴ってみたいと思います。 昔聴いていた曲に浸りたい夜部屋に一人で居ると、昔好きだった音楽を、無性に聴きたくなる夜があります。今夜は、そんな気分に支配された夜です。ラジオからランダムに流れて来る楽曲との予期せぬ出会いに心ときめくのもいいですが、今夜はマニュアルで、自分の記憶を頼りに一曲一曲丹念に音源を探し当てて聴いています。 今は本当に便利

好きな楽曲:エンド・オブ・ザ・ロード

今日の松本は、寒い夜です。本日取り上げる”好きな楽曲”は、ボーイズⅡメン(Boyz II Men)『エンド・オブ・ザ・ロード End of the Road』です。音楽史に燦然と輝く大ヒット曲です。 プレスリーの記録を破った大ヒット曲ボーイズⅡメンは、1985年にアメリカ・フィラデルフィア市内の高校に通っていたネイザン・モリス(Nathan Bartholomew Morris 1971/6/18-)を中心に結成されたユニーク・アトラクションというグループを母体にしたR&B

私の好きだった曲⑳:プリーズ・ドント・リーブ・ミー

今週は、珍しく色々立て込んでいて、いつも以上に、音楽に救ってもらう必要のある夜が増えております。なんだかんだ言っても、私にとっての最高の音楽は、思春期に聴いた80's Musicですので、予定の記事を変更して、今週二度目の”私の好きだった曲”シリーズにします。第20回目は、ジョン・サイクス&フィル・ライノット(John Sykes & Phil Lynott)『プリーズ・ドント・リーブ・ミー Please Don't Leave Me』を語り尽くします。 私がレコード選びで

私の好きだった曲⑲:渚の誓い

本日は、私の好きだった曲(1980年代洋楽しばり)シリーズ第19回目として、エア・サプライ(Air Supply)『渚の誓い Making Love Out of Nothing at All』(1983)を取り上げてみたいと思います。 中学時代に買えた貴重なアルバムの中の一曲私が洋楽を聴き始めたのは、中学時代です。限られた小遣いをどのアーティストのどのアルバム盤に費やすかは、一大事でした。ネット検索などない時代、自分なりに情報を集め、真剣に吟味をし、購入した数少ないアルバ

私の好きだった曲⑱:涙のフィーリング

本日は、約3か月ぶりに私の好きだった曲(1980年代洋楽しばり)シリーズの記事を書きます。第18回目は、REOスピードワゴン(REO Speedwagon)『涙のフィーリング Can't Fight This Feeling』(1984)です。 アメリカ屈指のベテランロックバンド1967年にアメリカ・イリノイ州で結成され、1971年にデビューしたREOスピードワゴンは、何度もメンバーチェンジを経つつ、今も現役を続ける長い経歴を誇るロックバンドです。元々は、ドライブの利いた豪

あの頃好きだった曲⓬:明日があるさ

今週になって松本は一気に冷え込んで来ました。明日は、お世話になっている会社の臨時休業日なので、部屋で寛いでゆったりと晩酌しながら、秋(記憶的には晩秋)の風情を味わっています。 あの頃好きだった曲、十二回目の今回は、作詞:青島幸男、作曲・編曲:中村八大、歌唱:坂本九で1963年に発売された『明日があるさ』の、ウルフルズ、及びRe:Japanによるリバイバル版です。 心の支えにしていた曲2000年8月頃から、缶コーヒーGEORGIAのCM~ジョージアでいきましょう~で流れ始め

あの頃好きだった曲⓫:夏の終りのハーモニー

今週の松本は、火曜日から突然寒くなり、部屋着用に慌ててフリースを取り出しました。先週までしぶとくエアコンの冷房を使っていたことを思うと、たったの一週間で隔世の感があります。私を苦しめた夏は、あっけなく終わってしまいました。 ということで、あの頃好きだった曲シリーズの第十一回は、井上陽水・安全地帯『夏の終りのハーモニー』(1986)です。 真夏の夢、あこがれを……この曲には、かなり強い思い入れがあります。この曲が発売された1986年8月は、高校三年生、高校生活最後の夏でした

九月の歌

秋がすぐそこまで迫ってきました。九月を題材にした楽曲が多い気がします。本日は、邦楽・洋楽の『九月の歌』を取り上げてみます。どちらも思い出深い曲です。 邦楽の『SEPTEMBER』邦楽の『SEPTEMBER』は、1979年8月に発売された竹内まりあ(1955/3/20-)の3枚目のシングル曲です。(作詞:松本隆、作曲:林哲司)1980年発売のアルバム『LOVE SONGS』にも収録されています。 この曲の持つ軽やかなメロディーと彼女の爽やかな歌声は印象的でした。まだ、英語を

私の好きだった曲⑰:ジェシーズ・ガール

私の好きだった曲(1980年代洋楽しばり)の第17回目は、リック・スプリングフィールド(Rick Springfield)『ジェシーズ・ガール Jessie's Girl』です。この曲が発売されてからもう40年以上も経つ作品(1981)なのか…… という驚きがあります。 全米No.1ソングこの楽曲のヒットは、オーストラリア出身のリック・スプリングフィールド(Rick Springfield、本名 : Richard Lewis Springthorpe、1949/8/23-

あの頃好きだった曲❾… 乙女座 宮

『あの頃好きだった曲』の思い出をランダムに記事にする企画の第九回、今宵は、山口百恵『乙女座 宮』(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 歌唱:山口百恵 1978)の思い出を綴ります。名曲だと思います。 アイドルの原型、山口百恵私が物心ついた時には、山口百恵(1959/1/17-)さんは、既にカリスマ感が溢れ出ていて、見上げるように眺める存在でした。未来のスター発掘の草分け的番組『スター誕生!』をきっかけにデビューを飾った三人娘、『花の中三トリオ(森昌子・桜田淳子・山口百恵)』の一

私の好きだった曲⑯:ヤング・アット・ハート

私の好きだった曲(1980年代洋楽しばり)の第16回目は、ザ・ブルーベルズ (The Bluebells)『ヤング・アット・ハート Young at Heart』です。 忘れ難いメロディー爽やかで牧歌的なメロディーが印象的なこの曲は、スコットランド出身のバンド、ザ・ブルーベルズの最大のヒット曲で、1984年に全英チャートの8位を記録しています。1993年には、フォルクスワーゲンのCMに使用されたことでリバリバルヒットし、全英No.1に輝いています。 もともとは、バンドの中

あの頃好きだった曲❽… 世界でいちばん熱い夏

『あの頃好きだった曲』の第八回は、そろそろ気温も高くなって来るとついつい口ずさみたくなる、プリンセス プリンセス『世界でいちばん熱い夏』(1987/1989)を取り上げてみたいと思います。 夏が近づくと聴きたくなる曲プリンセスプリンセス(通称のプリプリと略すのはどうも好きではないので、正式に書きます)は数多くのヒット曲を持ち、そのいずれもが粒ぞろいですが、私は夏が近くなるとこの曲が無性に聴きたくなります。(作詞:富田京子、作曲:奥居香) まだブレイク前の1987年にセカン

好きな楽曲:セプテンバー

自宅待機期間の七日目。本日が最終日で任期完了です。本日取り上げる”好きな楽曲”は、アース、ウインド&ファイヤー Earth, Wind & Fire『セプテンバー September』(1978)です。あぁ~ あれかぁ~ と思わず半笑いで唸ってしまう不朽の名曲です。 衝撃体験全く予期しないタイミングで流れてきた冒頭のメロディー一発でノックダウンされてしまう楽曲がごく稀にあります。この『セプテンバー』は、そんな経験の中でも、トップクラスに衝撃的な体験でした。 出会いは、洋楽