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Markover 50と音楽

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Markover 50がこれまでに出会ってきた好きな曲、好きなアーティストの思い出をコラムにします。
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金曜日の随筆2024:名曲を聴きながら②

また、運命を動かしていく金曜日が巡って来ました。2024年のWK15、卯月の参です。本日は、丁度半年前に記述した『金曜日の随筆:名曲を聴きながら』のPart 2です。仕事を終えて、すっかり春の陽気になった中、松本の市街地まで歩き、気持ちよくお酒をはしごして、自宅に戻ってきました。そして、ひとり寂しく週末の夜をSpotifyを聴きながら過ごす55歳のおっさんが綴る日記です。 松本~自宅へ帰る道で聴く名曲①松本市街地で割と気分良く、ジンとウイスキーを飲み、ドライカレーの夕食を食

あの頃好きだった曲:スイッチ625

今夜は、酒を飲んでいます。酔っぱらって前後不覚になる前に、今日の記事のプロローグだけを書きます。私の青春時代のロック・ヒーローは、デフ・レパード(Def Leppard)でした。好きなロックバンドは数あれど、結果的に40年以上の長い付き合いになっています。同じく私の心を捉え続けるシン・リジィ(Thin Lizzy)をも僅差で退けて、筆頭に挙げなければなりません。 彼らの軌跡を長く追いかけてきて、好きな曲、思い出深い曲だらけなのですが、本日はその中から2nd アルバム『ハイ・

懐かしの卒業ソング♪ 3選

今日は午前半休を取っていました。松本警察署で車庫証明取得の交付を受け、ゆっくりとランチを摂ってから、職場へクルマを走らせていました。ラジオからは卒業がテーマの曲が次々と流れてきました。この時期に特有の現象ですが、懐かしく思いました。卒業というイベント自体に特別な思い入れはないものの、卒業がテーマの好きな楽曲は幾つかあります。その中から、特に思い入れの深い3曲を厳選して、書いてみます。 松田聖子『制服』(1982)同世代には根強い人気のあるこの曲は、私も大好きな一曲です。彼女

忘れ得ぬ映画音楽5選【80年代編】

無事に父と母を松本駅から送り出し、ひとり晩酌を楽しむ夜です。浸る夜には音楽が必要なので、Spotifyで私の青春時代の思い出ソングを聴きながら、過ぎゆく時間を楽しんでいます。 私の青春時代である80'sは、映画のサントラ盤の黄金時代でもありました。その中から私の記憶に刻み込まれている5曲を無理矢理選び出し『忘れ得ぬ映画音楽5選【80年代編】』として、記事化します。探せば色々あるので、多分本日が《前編》になると思います。 忘れ得ぬ映画音楽①:アイリーン・キャラ『フラッシュダ

金曜日の随筆:名曲を聞きながら

また運命を動かしていく金曜日が巡って来ました。2023年のWK42、神無月の参です。仕事が終わり、ひとり酒を楽しみたい気分だったのですが、夕刻から降り始めた小雨で気持ちが削がれてしまったのと、立ち寄ったコンビニで来月のコンサート・チケットの発券に手間取ったことで完全に心が萎え、自宅に籠もる方向転換しました。『名曲を聞きながら』、ひとり寂しく週末の夜を過ごす55歳のおっさんが綴った日記です。 今週の格言・名言《2023/10/16-22》頭の中を駆け巡っていた曲昨日今日と、仕

私の好きだった曲㉔:サム・ガイズ

本日の私の好きだった曲シリーズ(第24弾)は、ロッド・スチュワート『サム・ガイズ Some Guys Have All the Luck』(1984)です。当時は、ロッド・スチュワートのコミカルなPVと共に楽しく聴いていたこの曲について、今にして気付いた点、思う所を書き記しておきます。 ロッド・スチュワートの真骨頂この曲は、ロッド・スチュワート(Rod Stewart 1945/1/10-)のアルバム『カムフラージュ Camouflage』からの2枚目のシングルカットとして

寒い夜に聴きたい曲③:ライフ・イン・ア・ノーザンタウン

連日寒い夜が続きます。そんな寒い夜には、冬の名曲を味わって、心から暖まっていきたいと思います。第三弾として取り上げるのは、ドリーム・アカデミー(The Dream Academy)『ライフ・イン・ア・ノーザン・タウン Life in a Northern Town』(1985)です。 冬と言えば…… 頭に残る一曲この曲は、英国のバンド、ドリーム・アカデミーが1985年3月に発売したデビューシングルにあたります。英国のフォークシンガー、ニック・ドレイク(Nick Drake

寒い夜に聴きたい曲②:パーフェクト・デイ

今夜の松本の夜も寒いです。温もりが欲しい夜には、極上の音楽を味わって暖まるのが最適でしょう。昨日に引き続き『寒い夜に聴きたい曲』、その第2回目は、ルー・ルード(Lou Reed)『パーフェクト・デイ Perfect Day』(1972)です。 近寄り難いカリスマ・シンガーの名曲この曲は、ルー・リード(Lou Reed 1942/3/2-2013/10/27)が、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを脱退して、2枚目のソロアルバムとして発表した『トランスフォーマー Transf

寒い夜に聴きたい曲①:ニューヨークの夢

松本は寒いです。明日はもっと気温が下がって冷え込むようです。そんな温もりが恋しい夜には、極上の音楽を味わって暖まるのが最適でしょう。今週は、心に沁みる「寒い夜に聴きたい曲」を選んで、語ってみます。 今夜取り上げるのは、ザ・ポーグスとカースティ・マッコール(The Pogues featuring Kirsty MacCall)『ニューヨークの夢 Fairytale of New York』(1987)です。 クリスマスの定番ソングこの曲は、アイリッシュ音楽にパンク音楽のテ

私の好きだった曲㉓:僕はこんなに

昨日は雪が舞う寒い一日でしたが、本日は一転して真っ青な秋晴れの広がる素晴らしい日曜日でした。ガソリンを給油した後、そのまま安曇野、松川村方面へクルマを走らせ、いい気分で週末を締め括りました。 本日は、私の好きだった曲シリーズ(第23弾)として、ネイキッド・アイズ(Naked Eyes)『僕はこんなに (There's) Always Something There to Remind Me』(1983)を取り上げてみたいと思います。私と同世代でそこそこ洋楽好きだった人ならば

2023/11/3 (モトリー・クルー&)デフ・レパード コンサート体験私記

2023/11/3、Kアリーナ横浜で開催されたモトリークルー&デフレパードのワールド・ツアーを観戦しました。少し時間が経過しましたが、その際の体験私記を残します。 最も好きなバンドと最も苦手なバンドコンサートが行われたKアリーナ横浜(K-Arena Yokohama)は、2023/9/29に開業したばかりのできたてホヤホヤのホールです。こけら落とし公演は、横浜出身のアーティスト、ゆずが行いました。 モトリー・クルー(Mötley Crüe)とデフ・レパード(Def Lep

私の好きだった曲㉒:『心に茨を持つ少年』

残暑の厳しい日曜日でした。本日は、私の好きだった曲の第22弾として、1980年代の音楽シーンにおいて重要な位置を占めていたバンド、ザ・スミス(The Smiths)の代表曲の一つでもある『心に茨を持つ少年 The Boy with the Thorn in His Side』(1985)を取り上げてみたいと思います。 伝説のバンド、ザ・スミスザ・スミスは、ボーカルのモリッシー(Morrissey 1959/5/22-)とギターのジョニー・マ― (Johnny Marr 19

あの頃好きだった曲⓰: DESTINY&やっぱ好きやねん

台風7号が近畿・東海を直撃し、爆風と豪雨で爪痕を残した2023/8/15、遅く起きて、正午前からテレビで戦没者追悼式を観ました。戦後78回目の終戦記念日を家族三人でまったりしました。 という訳でもないのですが、あの頃好きだった曲シリーズ第16弾は、『DESTINY&やっぱ好きやねん』です。どちらも青春時代が甦る曲です。 DESTINY松任谷由実(ユーミン)の通算8枚目のアルバム、『悲しいほどお天気』(1979)の#4に収録されているのが、この『DESTINY』です。私がこ

ホワイトスネイクを語る

本日は、英国のハードロック・バンド、ホワイトスネイク(Whitesnake)について語っておく記事を残します。私は、ホワイトスネイクの熱心なファンだった訳ではありませんが、本日偶然耳にした1984年発売の6枚目のアルバム『スライド・イット・イン Slide It In』に収録されている『ギブ・ミー・モア・タイム Give Me More Time』を懐かしく思い、時間を逆回しにして当時の記憶を遡ってみようと思った次第です。 正統派… 様式美… 王道…ホワイトスネイクは、ディ