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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2019年6月の記事一覧

『あり金は全部使え』を読む

夕方からの会議に向けて久しぶりの新幹線で大阪に向かっています。前の会議が予定より長引いて慌てましたが、辛うじて間に合いました。駅のホームを駆け上がったりして消耗した体調を整えるのに、しばらく時間がかかりました。 さて、新幹線の車内は、機内よりも読書に適した環境だと思っているので、スマホよりも本を手にすることが多いのですが、今回の旅のお供は、堀江貴文『あり金は全部使え』です。 ホリエモンこと、堀江貴文氏の本は、毎月のように続々と新刊が出ています。こんなに量産されていても、ど

『400年の流れが2時間でざっとつかめる教養としての日本経済史』を読む

本日の読書感想文は、竹中平蔵『400年の流れが2時間でざっとつかめる教養としての日本経済史』です。 著者の竹中平蔵氏は経済学者が本業の学究の人ですが、小泉純一郎首相時代に、内閣府特命担当大臣(経済財政政策、金融)に抜擢され、長引く不良債権処理問題の解決に辣腕を振るった印象の方が強いです。 政治家時代の活動や人物像には賛否両論が相半ばする人であり、好き嫌いがわかれます。私個人は、小難しく勿体ぶった話し方をする学者然とした人が多い中で、弁舌爽やかに経済理論の難しい話を非常にわ

『人生後半戦、これでいいの』を読む。

本日の読書感想文は、萩本欽一『人生後半戦、これでいいの』です。 買うことを即決した一冊書店で出会い、題名を見て即決で買いました。今の自分には必要な本だと直感しましたので、迷いはありませんでした。私の予感は正しく、期待通りとても力を貰える内容でした。読後感が大変良い本でした。 著者の萩本欽一さんは、日本を代表するコメディアンです。“欽ちゃん“の本は以前からもよく読んでいて、『ダメな時ほど運はたまる』『続ダメな時ほど運はたまる』には力を貰って来ました。 テレビで見せる、明

『いま持っている株は手放しなさい』を読む

今日のnoteは久しぶりに読書記録です。 30代の頃からちょこっと投資をやっています。最近のパフォーマンスは芳しくありません。長期保有で配当や株主優待が主目的なので、短期の結果でどうこうしてもしょうがないのですが、先月からの為替動向と株価の動きを見ていると、私が考えていたよりも上下の変動(ヴォラティリティ)が大きく、かつ日本経済の将来にとっては良くない方向にぶれている気配が多いと感じています。 先々に不安を感じ、そもそも世界経済がどういう立ち位置なのか確認すべく、本屋で立