前々回は、「七日参り」「二十一日参り」といった「日参り」の歴史と、日数の意味について、前回は願いごとに応じた「エキスパートの神様」の存在についてお伝えしました。
今回はよりその効果を実感できる、日参りの方法についてご案内しましょう。
もちろん、これからご紹介する参拝方法は、日頃の月参りなどの参拝でも実践いただけます。
日参り(七日参り・二十一日参り)の準備
氏神様・産土様を知る
定期的に神社へ参拝する
参拝時の服装については以下の記事をご参照ください。
願いごとの内容については以下の記事をご参照ください。
参拝時の心構えについては以下の記事をご参照ください。
日参り(七日参り・二十一日参り)を行う
基本的に「日参り」は、自分自身の力だけでは到底叶えることが困難な願いごとを、神仏の御加護と導き、助けによって実現するものです。
自分が行動を起こしさえすれば実現可能な願いごとであるにも関わらず、怠惰さや、執着などによって思いを行動に転化できずにいる場合は、まずその心の在り方と向き合うための神社参拝をするべきでしょう。
ご家族や、友人知人のために願う場合は、自分自身の力では叶えられない事柄にあたりますので、神仏の御加護をより受けやすくなります。
どうしても叶えたい願いごとがあるのであれば、その願いが本当に自分の努力や思いが及ばない範疇にあるのかを再考してみましょう。
それでも叶えたいと思う願いであり、その願いがあなた自身だけでなく、あなたの周囲にいる人々にとっても良い影響を与えるものであれば、その願いは叶うはずです。
また、日参りで最も大事な点は決めた日数「七日」「二十一日」の間の参拝が、何かの事情で一日でも途切れると、一日目からやり直しという点です。
参拝される神社への距離にもよりますが、続けるのはとても大変です。しかし、最初は「願いを叶えるため」の必死さが先立つかもしれませんが、日を重ねるごとに自分の内面へと意識が向かいます。
この境地こそが、願いを叶えるために必要な要素なのです。
どうぞ、神社参拝の際は日参り、月参りに関わらず、ご自身の心の変化に注目してください。
日参りを始める日を設定する
禊を行う
鳥居之祓を奏上する
参道を歩く
手水舎で手と口を清める
お賽銭
鈴を鳴らす
参拝
願いが叶ったら
お礼参りをする
日参りについて、三回に分けてお伝えしました。
神様とのご縁を強固にし、そして何よりそのことによって自分の心の在り方を見つめ直し、願いを叶えていただければと思います。
これまでお伝えしてきた参拝方法の集大成のような記事にもなっています。
参考にしていただけましたら幸いです。