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小さなハーブアポテーケができるまで④地産地消って・・・?!

私の活動指針に「地産地消の植物療法」をあげている。
「地産地消」・・・食べ物ではよく使う言葉だよね。
食べ物と同様に、植物療法で使用するハーブたちを「地産地消」にしたいと思っている。できるだけ。無理なく気持ちのいい範囲で。

でも食べ物と少し違うのは、「地産地消」をもっと広い範囲で使っている。
滋賀県の大津市で育ったハーブや精油を使いたいということではなく、どちらかというと「国産」というイメージのほうが近いかもしれない。

ハーブの勉強をし始めたころ、珍しいハーブや、ハーブ本で薬効が高いといわれていたハーブが欲しくて、よく海外から取り寄せてました。
アマゾンにしか育たないというハーブもあったし、砂漠地帯の奇跡の植物といわれているものもあった。

それはそれで楽しかったのだけど、自分が誰かに伝えたり、誰かに施術するときには、その人が調達しやすい原材料でやりたいなーって思うのと、わざわざ海外から取り寄せて、そのために高いシッピングコストかけたり、輸送のために二酸化炭素をたくさん排出したり、たくさんエネルギー使ったりするより、もっとシンプルなもの、シンプルな方法で入手できるものがいいよなーって思うから。

化粧品って食べ物と違って、一日で全部使っちゃった、とか、一口でなくなっちゃった・・ていうものはあまりない。
飲み物だと2秒くらいで飲める量のローション(100ml)も、手のひらにとってお肌に使うと1.5~2ヵ月はもつ。
首やボディにも使う人でも1ヵ月はもつんじゃないかな。
だからそんなに大量生産する必要もない。
もともと小さな製造所なんだから、大量生産はできないし。
その価値が分かる人に、2ヵ月くらいで使い切れる量のものを作るから、外国みたいに、関西では育ちにくい品種のラベンダーを、地平線の向こうまで広がる、美しい紫色一面の畑を作る必要もない。
憧れる風景だけどね!現実には棚田だらけの湖西では無理・・・・^^;。

小さな製造所の近くに、5反くらいのハーブ畑を切り盛りして行けたらなっと思ってます。
そして自分で原材料全部揃えるつもりもはじめからなくて、せっかくつながっている有機農家さん、これから出会える有機農家さんが愛情込めて栽培したものを有用に使わせていただきたい。
それが北海道でも沖縄でも、四国でも東北でも・・・
私にとっては「地産地消」だよ。

そしてもちろん、何が何でも国産で!!ととんがるつもりもなく、これはー!!!と思えるいいものは、海外のものでも柔軟に取り寄せたいと思っている。

基準はこだわりとか愛情かな。人へ、動物へ、地球へ、草へ、虫へ・・・。
そんなものを原材料にして、いいものを適量生産していく・・・
そんなハーバルアポテーケを目指したいです。

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