自分がとんでもない強欲女だったという話

おはようございます。

人はみんな、自分を美化して生きている。
自己肯定感が低い、私なんて、と、下を向いて生きている人でさえも
犯罪者でさえも、みんな自分の中に自分の都合に良いように歪曲された
「正論」がある。

それは、夫との関係に悩み、自己理解を進めるセッションを
あちらでも受け、こちらでも受け、
にっちもさっちも行かない現実の中でもがいてきた中で得た
私の一つの結論である。

そして、例に漏れず、自分が自分を正当化して生きてきたということも
突きつけられたのだ。


夫が悪い。常識では考えられないような言動だ。
経営者としてなっていない。などなど

私は、せっせと、できない夫、悪い男、ひどい父親を作ってきてしまった。

私は頑張ってる、私は可愛そうと、忙しくしている間に、
自分の貯金からも散財し、夫から預かっている家計も隙間風が吹くほどスカスカ。
今あるもの、与えてくれている愛(←夫なりの)を、全く受けめられていなかった。大切にできていなかった。

そして、私はもっとこうしたい、私は特別。私の基準は「普通」とは違う。
というプライドのような使命感があり、イイモノを買うことも、
自己投資することもやめられずにきたのだ。

挙句の果てには、足りない、もっと欲しい。
足りているか、足りていないかという問題は現実を元に検証する必要があると思う。ただ、感謝して受け取る、大切に想うという工程を経なければ、
男性は(女性だって)もっと頑張ろう!喜んでもらえてよかった!とはならない。

なんて当たり前のことに、私が気づかずにのうのうと、
でかい態度で生きてきたのか。
夫との結婚も自分の将来の不安解消という土台を固めてから出ないと楽しめないという意識もあり、せっせと将来のことを考えては不安になっていろんな安心材料を集めようと躍起になっていた。それは奪うエネルギーであったと思う。

もっとくれ、もっと大切にしろ、もっとやってくれ。
まだ足りない!と。

今ではそれもこれも、全てが逆効果だったとさえ感じる。

それしかやり方がわからなかった?
いや、何よりも「自分が将来、笑っているために」必死だったのだ。


夫が将来そこで一緒に笑っているか?そもそも押し付け100%だったと思うし、
あのまま仲良く歳を取っていたとしても、夫は笑っていなかったかもしれない。

今となっては夫が将来私といて笑っているかは分からない。
今これだけ冷たい態度を取られ続ける夫を愛しているか?
それは、正直なところ、わからなくなった。

不倫をもし彼がやめても、
家での態度が変わらないのであれば私の気分は満たされない。
不倫が問題なのではないのである。


今は、離婚をする必要性、メリットが感じられない。
幸せな毎日を壊す必要が分からないのだ。

夜寝に帰ってくる夫が、彼女に選んでもらった服や靴、財布など買っているのに
家には2万円しか入れない今月も。それでもメリットを感じるのだ。

お金?子供の情緒?私の気休め?

なんでかは今は分からない。




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