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買い過ぎと食べ過ぎを卒業するために、まずすること

また買っちゃった。また食べ過ぎちゃった。

そんな後悔を感じたことがある人は少なくないはず。

私はここしばらく、食べ過ぎ問題に直面していた。


腹八分目ってどれくらい?

大学生の頃の癖が30代になっても続いていて、もっと食べておかないと後でお腹がすくのではという謎の不安があった。少し空腹になったくらいでは死なないことは知っているけれど、なぜだかそんな不安と口寂しさで私の手は食べ物を口へ放り込み続けていた。

もともと若白髪があったけれど、ここ数年はぐっと増えた。

さすがに本数が多くなって目立つようになったので、YouTubeで白髪対策の動画を何本か見た。頭皮マッサージやおすすめの食材を紹介しているものが多い。色んな人の動画を転々としていたので、誰が言っていたのか定かではないが、食べ過ぎも白髪の原因になると知った。

腹八分目、という言葉はよく耳にするけれど、体感として具体的にどんな感覚が腹八分目なのか。いまいちピンと来なかった。しかし、自分の中で最近目安が出来た。それは、

「すぐに運動しても辛くないくらい」

専門家ではないので、あくまで私がしっくりくる基準である。


つい先日ダンスのパフォーマンスがあり、1日で3公演をこなした。

その合間に出演者の為に休憩室にスナックが用意されていた。

クラッカー、チーズ、バゲット、ナッツ、ぶどう、みかん、にんじんスティック、ハマス、クッキー、チョコレート、ドーナツ、紅茶、コーヒー、ホットチョコレートといった具合だ。

自分では買わないクッキーなんかもあったので、この機会に色々試したくなってしまった。そしてちょっと食べ過ぎて、公演中苦しかったのである。認めたくなかったけど、食べ過ぎたのだった。

ちょっと痛い思いをして学んだ。私の腹八分目の定義は、「すぐに踊っても苦しくない量」が良いと。


腸の汚れは体の汚れ、部屋の汚れは心の汚れ


それから程なくして、旦那が塩水を飲んで、腸に溜まった宿便を出すという方法を実践していた。それまたYouTube情報である。なんでも、人には普段の排便では出し切れていない便が腸に溜まってしまうそうだ。

すっきりしたと彼が喜んでいたので、半信半疑で真似してみた。沢山出た。しばらく便を出し切れていない感覚があったので助かった。たて続けに7回もトイレへ行った。

その数日後、お腹を見て、はたと気付いた。

あれ、なんか私、痩せてないか?

たまにしか乗らない体重計に乗ってみた。痩せてる。しかも、ここ10年どんなエクササイズをやっても超えられなかった壁をゆうに越えていた。

え、私が今までずっと痩せなかったのって、便が溜まっていたからだったの!

ダイエットと便秘の関係性を理解していなかった私だったが、この一件を機に理解が進んだのだった。便が溜まると姿勢も悪くなり、悪循環しか生まれない。

便をたくさん出したら、自然と無駄な食欲がしぼんだのもひとつの理由だと感じる。一仕事して、ちょっとした倦怠感のような感覚と、体を休めたい感覚と、せっかく出したんだから、新たに食べ物を詰め込むのはもったいないという、こんなところにまで生じるモッタイナイ精神。

そして気付く。これって部屋の片付けに似てるなと。物を手放した後に、買い物に慎重になるのに似てる。


部屋も体も、循環が大事


気に入っていたのに、ある時しっくりこなくなる。古くなってくる。もらったからなんとなく家にあった。理由はどうあれ、そういった今の自分が使わない物を所持し続けると心が曇ってくる。ほこりがいつのまにか溜まっているのと同じような状態だ。

自分は変化し続けている。時は流れ続けている。頂き物は、頂いた時点でその役割を全うしている。お礼の気持ちとして頂いたものは、あくまで感謝の気持ちを目に見える形にしたのであって、物そのものよりもむしろ「贈る」という行為が最も重要なのである。なので、手放すのに遠慮はしなくて良い。部屋の奥にしまい込まれて忘れ去られるより、使ってくれる誰かが持っていてくれる方が、物は幸せであろう。

今の自分にちょうど良い物、合わなくなった物が出てくるのは自然なこと。

だから物を循環させる。

便は、体内に溜まっていると体に不調を生じさせる。

だから出す。そして今日を健康に生きるために、良いものを取り込む。

ぐるりと循環を続ける。

住まいの循環は心の健康。

私の元に留まるのは一時的で良い。一期一会で、今の出会いに感謝して。

循環を続けることが健康へ繋がる。


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