シャワーしか家にない人へ、足湯のススメ
積み重なる冷えとの闘い
冷えは健康の大敵。引っ越した新生活の住処には浴槽がなくシャワーだけ。
毎週最低でも3回はお湯に全身浸かって温まっていた暮らしから一変。体の冷えを心配していた。立ち仕事で万歩計は1日に2万歩以上行くのが普通、毎週ジムに通い、ちょこちょこストレッチやマッサージもしていた。食事もバランスを大切にしていた。寝る時は湯たんぽを使用。それで浴槽なしでもなんとかならないかな~と願っていたけど、環境や生活スタイルの変化、ストレス、寝不足、と色々重なり、結局体調を崩してしまったのだった。感染症にかかった後に風邪をひき、回復するのに1か月もかかってしまった。辛かった。普段のなんとも無い日がいかに有難いかを再確認。
足湯を始めた日から体調がよく良くなり始めた
ニュージーランドには日本のように、その辺に温泉や銭湯はない。気分は優れず咳が出るので、公共のサウナやプールの脇に備わっている温かいジャグジーには入れない。そこで、前からほんのりと考えてはいた足湯を試すことにした。Temuで折りたためる足湯バケツを注文してみた。
商品が届き、さっそくシャワーでお湯をためてみる。バケツではなく防水の布でやわらかいので、側面をうっかり蹴ってお湯をこぼさないように、そっと足を入れる。あったか~い。商品のイメージ写真では、ソファに座ってタブレットやら本やらを眺めながら使っている。でも私は、万一お湯をこぼしても大丈夫なように浴室で使うことにした。10分~15分くらいだろうか、だんだんお湯の温度も下がってきて、もういいかなと感じた頃に足湯を終えた。風邪薬を1週間飲み続けても全く変化のなかった咳が明らかに減った。
楽天のサイトを覗いてみたが、商品の種類がより豊富。温度調整機能なんてついたハイテクな物まである。さすが日本。
足湯中に何してる?
そうして足湯は毎晩の習慣になった。全身を洗い終えた後に、足湯バケツにお湯を張る。バスタオルを巻くだけだと私は寒いので、もこもこ素材のバスローブを着ている。より効果を上げるために、エプソムソルトを少量お湯に溶く。バケツの中に立ちながら、歯磨きやらスキンケアやらを済ませている。優雅に本でも読みたいが、それは追い炊き機能付きの足湯バケツが適している気がする。お湯が温かい内に楽しむのが効果的だと思う。最後にお湯をすべて流し、足湯バケツを逆さまにして干す。引っかけられるように底にフックが付いているのが助かる。吊るして干せる。場所を取り過ぎず、いい感じ。
私が買ったような折り畳み可能なタイプは、狭い部屋に住んでいて物を置く場所に限りがある人や、長期でどこかシャワーしかない場所に滞在する時に良さそう。嵩張るけど。
試したことのない方は、是非お試しあれ!