飛び降りた、崖の先に広がる温かな景色

自分の100%をさらけ出し

何かに挑戦する時

いつでも崖を飛び降りるかのように

ドキドキする

だけど


いろんな人に理解できるように
分かりやすく

とか

きれいにまとめて

とか



あまり傷つかないように
抑え目に

とか


そんな自分を守るための保険を
いっさい取っ払い





誰からも何の反応がなかったとしても

きれいにまとまっていなくても

何と思われても

純粋に
ただひたすらに真っ直ぐに

濁りのない
自分自身を表現し
さらけ出す

そして


そんな風に

何もまとわず飛び降りた


その先に

いろんな人の


温かな言葉が広がっているのを

目にした時

温かく受け入れられた時

世界が優しく


両手を広げてくれている

そんな気持ちになる

自分のそのままを


世界がふわりと

迎え入れてくれたような

そんな温かさを感じる

その度に

いつも涙が出るほど

胸が温かくなる

そして

それはきっと

本気の挑戦だけではなく

自分をさらけ出そうとする行為は

全てそう





自分の抱えてきた苦しさを

勇気を出して

外に出す

また昔と同じように

構ってもらえず

耳を傾けてもらえずに


傷ついてしまうんじゃないか

そんな恐れを乗り越えて

外に出す

そして

そんな自分を

温かく迎え入れてもらえた時




その人の中で

ゆらりと何かが動く





何かが

じわりと解け始める




ダメだダメだと

自分の中に押し込んできたその部分は




こんな自分は認められないと

否定し続けてきたその部分は




実は

このままでいいのかもしれない



これが

そのままの自分なのかもしれない




その気づきで

そのスイッチで

少しだけ
何かが切り替わる

そんな風に

勇気を出して

飛び降りた先にある

「安心」の力はすごいと思う




それは多くの勇気と

気付きをくれる




だから、私は

誰かが

崖からダイブした時



震えながら

その中にある

大切な何かを差し出してくれた時




それを

そのまま受け止め

「安心」を渡せる人でありたい

あなたの中にある

見せないように隠してた

その美しい部分を見せてくれてありがとう

あなたが持つ

美しく繊細で

たくさん傷ついてきた

その部分は

あなたに眠る大切なもの

小さな子どものように

震えるように小さく

ずっと見つからないように守られてきた

その部分は

両手を広げて

世界から迎えられているよ

そんな風に

ふわりと両手を広げて包み込める

そんな存在でありたい




世界がそうあるように




それをそのままに

表すことができる人でありたい