第四部【自分をとことん知る】 第二章《自分をさらに掘る》
第二章 自分をさらに掘る
地下三階 ねばならぬを知る
物事が起きる→心が揺れる→防衛が起き(そうにな)る→感情を特定→ニーズを特定→味わう→落ち着く。さてその次です。「どうしてそのニーズを大事にしているのだろうか」と考えます。たとえば、"効率”を大事にしているとしたら、「物事は素早く賢く処理しないといけないと思ってるから?」と考えます。そして、「それはなんでだろう、いつからそういう考えを持ったのだろう。なんのために?」と自分に問いかけてみます。そして、それは取りも直さず、自分に課していることだったりするので、それこそが「超自我」ですね。脳内警察です。
そのニーズを絶対必要、絶対ないとダメ、と思っていると、それは《ねばならぬ》になります。
効率ならまだしも、信頼や真実味などになると、大切にする、ねばならぬを持つことは当たり前なんじゃないですか、ってことになりますね。うそをついてはならぬ、というねばならぬを持っていると、いくらニーズにたどり着いても心は静かになりません。そりゃそうです、それが相手や自分を責める大元だからです。揺るぎなく信じてるし、周りや世間の常識もそうだということになると、なかなか”責め”というところから離れる事ができません。
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