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0520「教え子の成長を愛でる」

ただの日記です。

家の近くに幼稚園があって、窓をあけて仕事をしていると、子どもたちが園庭で運動しているときなんか、よく声が聞こえてくる。今朝は『パプリカ』の音楽にあわせて踊っているらしい。昨日は「おしりをたたかれないように、がんばって逃げてね〜!!」「はーい!!!」「よーい、どん!!」みたいなのが聞こえて、どんな競技だろと笑った。きゃーきゃーいう子どもたちの笑い声がかわいい。ほっこりしながら仕事している。

昨日はフラレッスン。
ハーラウ(フラ教室)は緊急事態宣言でしばらくお休みになっていたけれど、先週から再開になった。フラ教室は自粛の対象には含まれていなかったけれども、校長の判断で念のため休校になっていた。

わたしが担当しているクラスは、再開後1回目のレッスン。ゴールデンウィークを挟んだこともあり、前回のレッスンから1ヶ月くらい間が空いてしまった。

今週末に生徒が出演予定の小さなステージがある。このご時世なので1回のステージにあがれるのは3名まで、フォーメーションはなしで最後までその場で、マスクもつけたまま踊るという状況ではあるけれども、久しぶりのステージに向け、がんばって練習していた。

が、緊急事態宣言が延長になったのを受けて、出演予定だった3人のうちふたりがキャンセルとなった。家族に反対されたり、医療従事者だったりするのがその理由。残るひとりにどうするか聞いたら「ひとりでもがんばって踊る」と言うので、成長を感じて嬉しく思った。これまでだったら「他のひとがでないなら、わたしも出ない」という判断をしていた。

ハーラウでステージに出演する際は群舞が基本なので、コンペティションのソロ枠にエントリーするなどしなければ、ひとりで踊ることはほぼない。

みんなで一緒に踊るのと、ひとりで踊るのとでは、まったく違う。ステージ上で一体感を得るような感覚も、仲間がいる安心感もないし、客席からの視線は自分だけに注がれる。ようするに、とても緊張する。

もちろん、そのぶん、成長もする。ひとりで踊るといろいろな学びがあり、自信もつく。みんなで踊るときも、全体の調和を崩さないままぐっと存在感を出せるようになる。

教え子の成長を愛でるのは、講師のよろこびのひとつ。

それにしても、やっぱり人前で踊る機会がないと、彼女たちも練習のモチベーションが上がりにくい様子。
早く、ふつうにステージ立てる日がきて、見るひとにも楽しんでいただけるようになってほしいと願うばかり。



とりとめのない文章を読んでいただき、ありがとうございます!